トキにライチョウ!希少な動物を見ることができる「いしかわ動物園」/石川
今年のGW、いしかわ動物園にも行ってきました!
行く前から混雑が予想できたのですが、それでも行こうと思った理由は主に以下の3つ。
- 3月頃から園内で飼育されているトキやライチョウ公開に関するニュースを目にし、気になっていた
- いしかわ動物園がtwitterを開始され、可愛い動物たちの写真に癒され「実際に見たい」と思っていた
- 石川移住パス申請時に招待券をもらった
特に全国で5つの動物園でしか飼育されていないライチョウ(いしかわ動物園・那須どうぶつ王国・上野動物園・大町山岳博物館・富山市ファミリーパーク)、2つの動物園でしか飼育されていないトキ(いしかわ動物園・多摩動物公園)を見ることができるなんて大変貴重な体験です。
そんなわけで、「いしかわ動物園」に行ってまいりました!
◆ いしかわ動物園
–公式HP
トキやライチョウに会える「いしかわ動物園」
能美市にある「いしかわ動物園」は、「楽しく、遊べ、学べる動物園」を基本コンセプトとしている石川県唯一の動物園です。
太い鉄格子の展示よりもガラス展示が多いため、動物たちをしっかり観察することができます。
動物の写真を撮影するときも「鉄格子で顔が隠れてうまく撮れない」とならず撮りやすい!(ただしガラスに反射した自分も写り込みやすいので要注意)
動物の繁殖に力を入れている動物園でもあり、国内4番目の「ライチョウ飼育施設」に選定されたり、国内2番目の「トキ分散飼育地」に選定されたりしています。
石川に移住する前には知らなかったけど、結構すごい動物園だったんです!
いしかわ動物園によるトキ一般公開
トキといえばキジに次いで日本を象徴するような鳥のイメージですが、日本産のトキは長い間「野生絶滅」として環境省から指定されていました。今年2019年の見直しで一段階上の「絶滅危惧種」への指定となりましたが、それでもかなり希少な動物であることに違いはありません。
◆ 環境省
–レッドリスト2019の公表
そんな貴重なトキがいしかわ動物園では飼育されています。もともとは来場者には非公開で、モニター越しでライブ映像が見られるだけでした。
上記写真がライブ映像。
今でもこのように、モニター越しにトキの様子を観察することができます。雛もいますね!
しかし2016年から「トキ里山館」という公開施設がオープンし、モニター越しだけでなく自分の目でもトキを見ることができるようになったんですよ〜!
トキを見て学べる施設「トキ里山館」
こちらがトキ里山館。トキ専用の施設です。
この他に飼育センターが別でありますが、そちらは完全に非公開です。
トキ里山館ではトキのいる場所を囲むように順路があり、大きなガラス越しや小窓からトキを見ることができます。
網越し&かなり遠いところにいますが、トキが2羽確認できます!!
初めて見るトキにちょっと興奮。でもさすがに遠いから、「ちょっとでも近くで見たい」と少し急ぎ足で順路を進みます。笑
ぐるっと囲むような順路なので、進んでいくとだんだん近づいてきます。赤いお顔がちょっとだけ確認できるようになってきました。
後ろにガラスの小窓があるみたいなので、そちらに移動することに。そこならだいぶ近いし、網もなさそうなのでじっくり観察できそうです。
トキの背後に到達。めっちゃ近いです!!
しかも網がないガラスだからかなり見やすい。
トキのふわふわそうな羽毛も、「冠羽」と呼ばれる頭の後ろの長い羽も、ばっちり確認できます。すごーい!
でもできればお顔も間近で見たい。こっち向いてくれへんかなぁ……
と、思ったそのとき!
入り口近くのところまでトキは飛んで行ってしまいました。。笑
今のタイミングだったら、トキ里山館に入ったばっかりの人は大興奮間違いなしですね。網越しですが、ガラスからめっちゃ近いところにいます。
でも写真には撮れませんでしたけど、ちらっとお顔も見れたので嬉しいです。トキ初めて見た!
また「トキを学ぶ」こともできる施設なので、展示されているところから隣接しているる学習展示コーナーでは、トキのクチバシや足を他の鳥と比べたり、本物の羽を触ることもできます。
「トキ」の近縁種も多数
園内には「水鳥たちの池」という施設もあります。ここでは鳥たちが自由に飛び回っており、来園者自らが足を踏み入れることができます。
トキの近縁種でもあるホオアカトキやクロトキなども多数生息しています。
こちらがホオアカトキ!
なんだか威厳のある風貌です。カッコイイ。
トキの九谷焼
石川県の伝統工芸「九谷焼」の、トキの絵皿も展示されています。
こちらは九谷焼技術研修所の1年生の方が描かれたそうですよ。
本物のトキに、伝統工芸の九谷焼のトキ。ダブルで楽しむことができます!
いしかわ動物園によるライチョウ一般公開
国の特別天然記念物に指定されているライチョウ。
ライチョウもまた、トキのように絶滅するのではないかと危惧されている鳥です。
そんなライチョウが、2019年3月15日から全国5施設で一般公開がスタートしました。その中に、このいしかわ動物園も含まれていたんです。
2010年から飼育繁殖技術の取得と向上に向けた取り組みを行って来られて、2017年には国内4番目の「ライチョウ飼育施設」に選定されたいしかわ動物園。
2018年には人工孵化も成功し、順調に成育しているそうです!
ライチョウ飼育展示施設「ライチョウの峰」
こちらがライチョウが展示されている「ライチョウの峰」です。
元々は近縁種のスバールバルライチョウのみの展示だったそうですが、一般公開でいしかわ動物園生まれの日本のライチョウも展示されることに。
◆ 石川県HP
–いしかわ動物園 ライチョウの一般公開
中に入ると……
なんて可愛いライチョウ!
ずんぐりした体型がたまりません!
ぐぐっと背筋?が伸びると、結構スタイル良さげ。
お腹のあたりはまんまるだけど、首のあたりがシャープでこれまた可愛いです。
後ろ姿もたまらない。よちよち歩くライチョウ……!
別の子も、ぼってりまんまるフォルム!!
愛おしすぎます。もう癒されまくりです。。
本当にこの体型、可愛らしすぎますね。
最後の子は特にずーっと目の前にいてくれたので、しばらく離れられませんでした。笑
自然豊かな地で貴重な動物&可愛い動物をたくさん観察!
いしかわ動物園には、もちろんこの他にも動物が多数!
哺乳類や鳥類はもちろん、爬虫類、両生類、魚類、海獣まで様々な動物たちをたくさん見ることができます。
また、動物園内はとても自然が豊か。緑の溢れる園内で可愛い動物たちを見ながらのんびり過ごすのも癒されます。
GW中は人がかなり多かったですが、広々しているのでじっくり見て回ることができました。
平日はだいぶ落ち着いているようで、さらに落ち着いてゆっくり見学することができそうです。
貴重な動物、可愛い動物、面白い動物。
個性豊かな様々な動物を見ることができて、大満足の動物園でした!
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