家庭菜園で人気の育てやすいハーブ「バジル」を水耕栽培で育ててみました!
使用する容器はスタバカップ。オシャレでエコです♪
高温を好むバジルは真夏の栽培でも問題なく、この猛暑にも負けず、むしろ喜んでいるように元気いっぱいに育ってくれました。

一度収穫しましたが、バジルは生命力が強く、収穫後もどんどん育ちます。
長く楽しめるバジルの水耕栽培記録です。
バジルの水耕栽培
バジルといえば、イタリア料理に欠かせないハーブ。
たくさんあればジェノベーゼペーストなどが作れますし、少しあればピザに乗せたりサラダにしたりできます。
香りが強いので、普段のお料理にプラスするだけでワンランク上のお味になりますね。楽しみ方の多いハーブです。
水耕栽培はどうしても向き・不向きの野菜がありますが、バジルはかなり水耕栽培と相性が良いです。
通常、地域によりますが種まきは4月中旬〜6月下旬が一般的だそう。しかし以下の書籍によると、水耕栽培では2月下旬から種まきができるそうです。
私は今回、6月中旬に種まきをしました。
バジル栽培記録
栽培方法は切込みを入れたスポンジへの種まきで、発芽後はプラスチック容器への定植です。今回はスタバカップを使用しました。
バジルの栽培は初心者でも簡単にできました。
しかし、定植の時期を見誤って失敗もしてしまいました。全て記録します。
2019年6月10日、種まき
100均で購入したバジルの種を使用します。

約2cm角に切ったスポンジを用意。私はだいぶ適当なのでほとんど長方形。。
スポンジも安いものでOK。メラミンスポンジは根が張れないのでNGです。

発根まではスタバカップではなく、適当な容器へ。今回は豆腐パックを使用しています。
スポンジの上部分に切込みを入れ、種をセット。上記の写真では種を置いているだけですが、切れ込みの中にしっかり入れます。
そして水道水をひたひたにして、準備は完了です。
ちなみに青いスポンジは同時に育て始めたミント。
2019年6月15日、バジルの発芽!

まだ弱々しいですが、5日ほどで発芽しました。
ベビーリーフに比べると、だいぶゆっくりな発芽です。
2019年6月18日、双葉がくっきり

小さいですが、しっかりした双葉が出てくれました!
3つとも問題なく発芽してくれて、一安心です。しっかり自立してくれています。
2019年7月2日、定植

双葉がくっきりしてから二週間、とっても小さな本葉が出るものの大きさに変化なし。
もう少し大きくなってから定植を……と考えていたのですが、水だけで育てるのに限界を感じ、試しに一つだけ定植してみることに。

スポンジの下側から出る根っこは少し先っぽが黒くなっていました。
今思い返すとギリギリだったのかもしれません。もう少し早く定植すれば、もっと早く大きくなってくれたと思います。

使用するのはスタバのフラペチーノのカップ。蓋を裏返せば水耕栽培容器の完成です!
蓋の穴の部分にスポンジ苗をセットします。
……ですが、藻対策にアルミホイルで遮光する必要があります。このままアルミホイルを被せるとせっかくのスタバロゴが見えないので、内側にアルミホイルを入れ、その中に一回り小さなプラカップをセットすることに。
(ロゴが隠れても問題ない方は、外側にアルミホイルを巻くだけでOK)

内側に入れるプラカップにセット。こんな感じです。
プラカップ2つ用意はちょっと面倒ですが、2つ使うことで、根っこの様子を簡単に見ることができるというメリットもあります。

今度は水道水ではなく、液肥を入れます。
↑私が使用している、粉を溶かすタイプの液体肥料「微粉ハイポネックス」です。
似た商品「ハイポネックス原液」は水耕栽培に不向きなので要注意!
まだ根が短いので、スポンジの下部分がちょっと液肥に当たってしまっています。
根っこは呼吸するため空気とも触れ合ったほうがいいので、根っこが伸びたらここのスペースを少しあけるように液肥を補充します。

アルミホイルをセットしたスタバカップの中にまるごとinして出来上がり!
ただし、蓋の部分は透明なので遮光処理を施す必要があります。遮光しなければ藻が大量発生してしまうので、私はこの内蓋に100均で購入したインテリアバークを敷き詰めました。

アルミホイル等でももちろんOKです!
ただインテリアバークやココピートなどを使った方が、スポンジ苗の支えにもなるので、まっすぐ育ちやすいです。
2019年7月20日、大きくなってきました

すっかり止まってしまった成長も、液肥で栄養をしっかり得ることで日に日に大きくなりました。
ここからニョキニョキターン!
しかしその一方で残念なことに、しっかり発芽してくれた残り2つのバジルはタイミングを見計らっているうちにダメになってしまい……試しに定植してみたこの子だけになってしまいました。
2019年7月24日、さらに成長

数日で葉が増えました。早い成長が嬉しいです。
まだまだ小さいですが、葉っぱのカール具合とかが既にバジルらしさを感じますね。
もっと早く大きくなってもらいたいので、この辺りから日中はベランダに出して日光浴させるように。
虫だけが心配でしたが、バジルは香りが強いためか、虫は一切つきませんでした。
2019年7月31日、ぐんぐん成長&根っこもびっしり

一週間で高さは倍に!
本当に成長が早いです。もうスタバカップと同じ分くらい伸びていますね。
何より今年はとんでもない猛暑でしたが、日中ずっと外に出していても全くヘタレません。
バジル、強い。

持ち上げてみると、白い根っこがびっしり!
インテリアバークの量をケチったせいで遮光が完璧にできておらず、ちょっとだけ藻が発生してしまいました。
でも成長には問題なかったです。
2019年8月12日、一部を収穫!

定植から一ヶ月ちょっとで、こんなに大きくなりました!
スタバカップの倍は高くなりましたね。
バジルはこのままだとぐんぐん伸びるそうですが、高さを抑えて低い位置で横に広げるように栽培した方が美味しいバジルになるそうです。
そんなわけで、摘心をかねて一部を収穫。

茎部分にハサミを入れて収穫しました。
葉が重なっているため、結構長めにカットしたつもりでしたが、収穫後のバジルもこんもりしています。
バジル料理いただきます!
収穫したバジルをいただきます。

いつもはバジルなしのピザトースト。バジルがあると一気に本格的なお味に!
朝から幸せリッチな気分です。

乾燥させたバジルを挽いて塩と混ぜ混ぜして作った塩バジル。
アボカド&豆腐&ミニトマトに振りかけてチーズを乗せ、オーブントースターで焼きました。
仕上げにバジルをちょこちょこ乗せた、バジルを存分に味わえまるバジル料理に!
ちなみに以下のアボカドレシピ本のアレンジレシピです。(レシピ本ではジェノベーゼペースト使用)
定植時期だけ気をつければ簡単なバジル栽培
以上、バジルの水耕栽培記録でした!
とにかく猛暑や急な悪天候にもへこたれないバジル、生命力の強さをしっかり見せつけてくれました。これだけ強いので、初心者でも栽培はとても簡単でした。
ただ、定植時期だけ気を付けるべきだと思います。
定植のタイミングを計るのは土植えの場合も大事ですが、水耕栽培はより大事だなと思い知らされました。
水道水にはもちろん栄養がないため、種が元々持っている栄養がなくなると枯れてしまいます。
水耕栽培は根がある程度しっかり伸びてから定植する場合が多いですが、根が多少短くても、今回のバジルのように成長が止まったと感じた場合は特に、早めの定植が必要ですね。
根の呼吸は大事ですが、栄養がなくなって枯れてしまっては元も子もないですから。
いつもの料理にプラスできるバジル、香りもしっかりある上にこんもりしたフォルムも可愛いので、我が家では食べられる観葉植物と化しています。笑
水耕栽培にもとってもオススメなハーブです(*^^)