北鉄石川線沿線を元気に!クラウドファンディングで応援だ!

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「ハニコログ。」は、石川県野々市市に移住したhanikoの日常記録を綴ったブログです。
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石川県野々市市で車無し生活を送っています、石川移住3年目のhanikoです。
先日、素敵なクラウドファンディングのプロジェクトを発見しました!

カミーノの夕ぐれ事業
出典:カミーノの夕ぐれ事業・野々市工大前駅を元気にする企画/CAMPFIRE

カミーノの夕ぐれ実行委員会さんの地域活性化企画「野々市工大前駅を元気にする企画」というプロジェクトです。

支援はひとくち500円。募集終了は2021年11月30日までです。

たまたま見つけたプロジェクトでしたが、車無し生活を送る石川そして野々市ラブ!な私には、到底無関係とは思えない!ということで……少しですがそっと支援させていただきました。
主催者様のとてもアツイ思いを少しでも多くの方に知って欲しいと思い、今回少しご紹介させていただきます!

北陸鉄道石川線って?

プロジェクトの紹介の前に、北鉄石川線について少しだけ語らせてください。
北鉄石川線は、金沢市の野町駅〜白山市の鶴来駅までを結ぶ鉄道路線です。

北鉄石川線の電車

2両編成のちょっぴりレトロな可愛いワンマン電車!

わたしと北鉄

車なし生活者にとって、市外への移動は公共交通機関に頼る必要があります
私は歩くのが大好きで、実は以前、野々市の中央あたりから鶴来駅(から徒歩で行ける白山比咩神社)まで歩いてみたことがあります。

カフェ巡りしつつ休憩しつつ、アドレナリンのせいかこの日はほとんど疲れは感じず。
「これなら仮に電車がなくなっても大丈夫かも〜」なんてタカを括っていましたが……帰宅直後にガタッと来ました。筋肉痛も、足の裏の痛みも、疲労感も!
そんなわけで、やっぱり徒歩だけだと限界はあるのです。そもそも徒歩では片道2時間以上かかってしまったので、電車やバスといった公共交通機関は本当に不可欠です。

それに何より、「駅」って素敵じゃありません?
駅の周辺は人が増えるから賑わうし、食べるの大好きな私にとっては、駅近お店巡りなんかも結構楽しみ。

こちらは雪の積もった鶴来駅の駅舎。
レトロな雰囲気がたまらなくて、私の大好きなスポットのひとつだったりします。守りたい、尊い景色です。

金沢駅まで延ばしてほしいと思ったけれど…

一度、私は「移住して半年の時点で感じた石川県野々市市の住みよさ」について、このブログで勝手にまとめたことがあります。

この記事内のラストで、「個人的な希望」として「北鉄石川線を金沢駅まで延長」を挙げていました。
私は去年、野々市市内で引越しをしたんですが、その前まで北鉄沿線に住んでいたんです。でも金沢駅まで行くには西金沢でJRに乗り換える必要があり、少し不便だなと感じていました。一本直通で行けるなら時間的にも料金的にもありがたいので、そういった希望を記していたのです。

しかし……ちょっと衝撃的なことを最近知りました。
実はもともと北鉄には「金沢市内線」というものがあって、このときは金沢駅〜野町の他、金沢市内の様々なところを鉄道路線が結んでいたんですって。
私が「こうなってほしい」と思っていたことはかつて実現していたのです。それなのに、利用者が少なくなったことで50年以上も前に全て廃線してしまっていたそうです。

この事実に、私はとってもヒヤヒヤしました。
今私が存在を「当たり前」と思っている路線も、「今後廃線となるかもしれない」という悲しい未来の可能性を突きつけられてしまったから。

「車乗るから私は別に大丈夫だよ!」と思う方もいるかもしれません。
でも、現時点で車あり生活をしている方も無関係なことではないはずです。

歳を重ねて自身が高齢者となって免許返納を視野にいれたとき。
突然の怪我や病気で運転ができなくなってしまったとき。
金銭的な事情で車を手放さないといけなくなったとき。
その他、様々な事情で車に乗れなくなってしまったとき。

「車が不可欠」と言われる地域で住んでいたとしても、自分やご家族・大切な人たちが、車無し生活を送る未来は決してあり得ないことではないんです。

もちろんそうなったときに、車が不可欠ではない地域に引っ越すということも選択肢です。
でも、慣れ親しんだ大好きなまちを「車に乗れない」という理由だけで離れるのは寂しくありませんか?

私は石川県に住んでまだ3年目です。
でもたった3年で大好きになってしまうほどの魅力を、石川県というまちは持っているのです。

前置きがとっても長くなってしまいましたが、そんなときに出会ったのが、こちらのクラウドファンディングのプロジェクトでした。

カミーノの夕ぐれ事業・野々市工大前駅を元気にする企画

地域の活性化を支援する「カミーノの夕ぐれ事業」を運営している団体さん「カミーノの夕ぐれ実行委員会」さんが主催するプロジェクト、カミーノの夕ぐれ事業・野々市工大前駅を元気にする企画

現2021年11月1日時点で、16人の支援者さんがいらっしゃいます。(うち1人は私です!)

北鉄さんは現在、もともとあった「自動車増加による鉄道利用者の減少」に加えて、「新型コロナウイルスの影響でさらに利用者が減少」という大変厳しい状況にあるそうです。
それでも利用者のために、なんとか維持していただいているとのこと。感謝感謝です。

今回のプロジェクトの趣旨は、「一緒に楽しみながら公共施設や公共交通乗物を守っていきたい」気持ちを共有しよう!ということだそう。

詳しい内容や、現在取り組まれていることについてはプロジェクトページでご紹介されています。ここでは紹介しきれないほどたっぷり濃い内容なので、ぜひ一度ご覧ください。

クラウドファンディングにあまり興味がないという方も、「石川県が好き」であれば読んでいただきたいです。
不定期にアップされる活動報告もとっても読み応えがあり、写真もたくさん掲載されているので、読み物としてもとっても楽しめる内容です!

支援方法

支援方法の流れについては、CAMPFIREの公式ヘルプをご確認ください。

支援にはCAMPFIREの会員登録が必要ですが、Twitter・Facebook・LINE等のSNSアカウントでも手軽に登録ができます。

今回の「カミーノの夕ぐれ事業・野々市工大前駅を元気にする企画」では、ひとくち500円から支援ができます。「上乗せ支援」でより多い金額で支援することも可能です。
CAMPFIREのシステム手数料が一回の支援につき220円かかるので、ご留意くださいね!

まちの支援で人も元気に!

ということで、ほとんど自分語りになってしまいましたが……
今回はクラウドファンディングのプロジェクトを紹介させていただきました。

「まちづくり」とか「まちの支援」って、「遠いこと」のように感じるかもしれません。「選ばれし者たちだけがやるもの」という、敷居が高くて他人事のようなイメージすらあるかもしれません。
でも実はすごく身近なことだし、ちょっとした支援や応援なら誰でもいつでもできるんです。だって「利用する」というのもひとつの応援ですから。
この企画は、それを目に見える形で身近なものにしてくれたプロジェクトだと思います。

県外から来た私にとって、石川県に住む方・石川県に縁のある方は、人一倍の「郷土愛・地域愛」があると感じることが多々あります。

まちを愛する人がまちを盛り上げ、盛り上がったまちに住む人たちがまちを好きになる。まちを好きになった人がまた、まちを活性化させる。
ふとしたときにこの好循環が垣間見えるこのまちで過ごせることを、私はとっても嬉しく感じています。

今も素晴らしい石川県。これからももっと住みよいまちにあるために、自分にできる「まちづくり」のお手伝いができたらいいなと思います!

ところで、今回のプロジェクトの舞台となる野々市工大前駅
野々市の中心部であり、歴史溢れる北国街道すぐであり、学生街でもあることから、魅力的なスポットがたくさんあります。
観光スポットも、文化施設も、美味しいお店・可愛いお店も。ぜひ散策してみてくださいね。まちで遊ぶことだって、ひとつの応援です!

野々市工大前駅近くのスポット記録