【水耕栽培】ペパーミントを種からココピート培地で育てます!
スッと爽やかな香りが口いっぱいに広がるハーブ・ペパーミント。嫌いな方もよく聞きますが、私は大好きなハーブです。
そんなペパーミントを、ココピート培地を使った水耕栽培(固形培地耕)で育てました!
生のままでも乾燥させても、お菓子に紅茶に大活躍のペパーミント。
種を撒きすぎた上に成長スピードも早いのでかなり密集気味になってしまいましたが、たくさんあるのでほぼ毎日ハーブをプラスした、ちょっぴり優雅?な生活を送っています(*^^)
スタバカップでペパーミント水耕栽培
スタバのフラペチーノカップで、今までいろんな水耕栽培をしてきた私。
アボカドもバジルも育て終わった後や植え替える時には、フラペチーノの蓋部分は廃棄するため切らざるを得ず、再利用が難しいです。そのため、カップ部分だけが残る形になっていました。
一緒にカップ部分も捨てればいいんですけど、エコを大切にする(貧乏性な)私は「まだ何かに使えそう……」ということで、カップ部分は洗って保管しておりました。
そんなわけで、このスタバカップをペパーミント×ココピート培地での栽培に利用することに。
スポンジ栽培はことごとく失敗
最初はいつもやっている水耕栽培で育てようと思っていた私。他の野菜のように種をスポンジに播いていたのですが、発芽はしてくれるものの根がはれず、すぐに枯れてしまう事態に。
「ペパーミントは強いので栽培が簡単」とはよく聞く話ですが、スポンジでのペパーミント栽培は発芽がとても難しく、何度試してもことごとく失敗。
実はブログでアップしたどの野菜たちよりも種を買ったのは一番初めだったのですが、試行錯誤を繰り返しつつも、半年以上失敗し続けました。
そんなわけでスポンジでの栽培は諦め、ココピートを使った培地で試してみることに。
ココピートを培地にして種まき開始!
ココピート(ココヤシピート)とはココナッツの繊維。土壌改善として土に混ぜて使われるものですが、単体で水耕栽培などの培地(固形培地耕)として使用することができます。
やり方としてはスタバカップにココピートを入れて種をまくだけなのですが、私は底に根腐れ防止剤も少し入れました。
今回は100均で買ったゼオライトを使用。
根腐れ防止剤はネットでも購入できます。
ココピートには土と違って微生物がいないので、根から出る老廃物を分解することができません。また、底に穴のない容器で栽培するので、水が溜まって根が腐りやすくなってしまいます。
老廃物の分解を助けてくれて、水質を綺麗にしてくれるのが根腐れ防止剤なんです。園芸だけでなく、魚が住む水槽にも使えるという、水質改善のプロ剤です。
短期間で栽培を終えて撤収するならいらないと思いますが、私はある程度長く楽しむつもりだったので今回は入れました。
そしてペパーミントの種を蒔きますが……ペパーミントの種って、びっくりするくらい小さいんです!
左がベビーリーフパックに入っていた種(小松菜やチンゲンサイや蕪など)、右側がペパーミントです。
余裕で1mmにも満たないサイズなので、床に落としたらあっという間に見失ってしまいます。
この種を私は、袋から直接パラパラと種をまいてしまいました。小さいもんだから蒔けているか分からず、ちょっと余分にパラパラ。
後々結構な量を蒔いてしまったことに気付きちょっと後悔することになりますが、このときの私はそんなことなどつゆ知らず。
無事に種まきが終えて、発芽をワクワクしながら待っていました。
ペパーミントの種まきは袋から出して、数を確認してからまきましょう……!
スタバカップだと正直、1株でも十分。間引くことを考えて、種まきは5個くらいすれば十分だと思います。
発芽までのお世話
ココピートは見た目は完全に土と同じ感じですし、土と同じような感覚で使えますが、あくまでココナッツの繊維とか殻なので、土のような栄養分はありません。そのため、水耕栽培と同じように肥料が必要になります。
私が使っている微粉ハイポネックスの場合、水耕栽培は一律で1000倍に薄めて使用するので、ペパーミントも同じ希釈率であげることに。
土に植えた植物に水をあげる感覚で、毎日ココピートに液体肥料をかけてあげます。
ベビーリーフは環境によったら1日で根っこが顔を出すのですが、ペパーミントは発芽まで少し時間がかかります。
焦らずのんびり、2〜3週間ほど待ちます。すると……
めちゃくちゃ小さい芽がぴょこっと!
肉眼でも分かりにくかったので、写真ではすごく分かりづらいですが。笑
それから更に一ヶ月。
大きくなった……というか、たくさん生えてきたのが目立ちます。
スポンジ栽培でも発芽は確認できたのですが、このように本葉が出てきてくれたのは初めて。ココピートの栽培で大成功です。
一ヶ月半〜二ヶ月ほどでこの成長なので、種まきしてからある程度成長するまでは、かなりゆっくりなペースですね。
さてさて、ここでこれだけ生えていたら間引くのが普通ですよね。
でも半年以上見れなかった成長が見れたし、土栽培と違って栄養ある液肥を毎日あげてるから栄養不足になることはないし……「もうちょっと様子を見よう」で間引かなかった私。
結果、ちょっと後悔したのでちゃんと間引くべきですね。笑
急成長
ここまで成長したらもう止まりません。一ヶ月後にはこんな感じ。
成長スピードは早まり、数日後。
狭いカップから抜け出そうとするかのように、広がる形で大きくなるペパーミント。両手を広げているような感じです。
さすがに密集しすぎて可哀想なので、ここで収穫も兼ねて間引こうとしますが……すっかり根を張っていて、もう抜くことができません。驚異の力で踏ん張っています。
根っこからの間引きは諦め、この辺りから少しずつ収穫を開始しました。
はみ出したペパーミントをキッチンバサミで収穫しつつ、育てつつ。
ちょっとずつ収穫すれば、どんどん生えてきます。切ってもどんどん枝分かれして、もさもさしてきます。
収穫が追いつきませんが、その分毎日いただくことができます!
種まきが2019年10月、そして現在2020年5月終わり。
密集のせいか中心部分がさすがにちょっと枯れてきていますが、まだ楽しませてくれていますよ。
悩んでしまうくらい種が余っているのでまた新たに別で種をまき、ある程度育ってきたらこっちの子は全収穫してしまう予定です。
便利なハーブ・ペパーミントをフル活用!
我が家ではペパーミントはお菓子に紅茶に大活躍です。
特に紅茶は毎朝飲んでいるので、朝からスッと目覚めて、ちょっとリッチな気分。
葉っぱを添えて
ペパーミントの王道の使い方は添えることでしょうか。
ちょうどいちごをいただいたので、ミント×いちごスイーツ祭り!
フレンチトースト&いちごとヨーグルトに。
オシャレ感アップ! いちごがなくても、ペパーミントがあるだけでちょっと豪華感あります。
甘いフレンチトーストを食べた後、口の中が爽やかになってとても良いです。
グラスケーキにも添えます。
レンジで作ったスポンジと豆腐クリームのケーキ。
レンジスポンジはクックパッドのこちらのレシピを参考に、耐熱容器で作りました。美味しかった〜!
続いていちごゼリー。
赤に緑がすごく映えます。
こちらも甘いいちごゼリーが爽やかに!
牛乳プリンといちごにもペパーミント。
白×赤×緑、バランスがすごく取れる感じがして好きです。
ミントを添えるだけで、いつもの朝ごはんやスイーツがワンランク以上アップした感じがします。
ペパーミントって葉っぱが可愛いから飾りにもなるし、口の中をサッパリさせてくるし、本当スイーツにすごく合いますね。
紅茶に入れて
そして毎日使えるのがハーブティー。
切ったミントをティーポットに入れて、ティーバックor茶葉を入れてお湯を注いで蒸らせば完成。
普段の紅茶作りに、ミントを少し茎ごと収穫→ポイっと入れるだけなので、手間なしです。
写真用に添かべてみましたが、普段はティーポットに入れる分だけです。
ペパーミントは香りが強いハーブなので、ちょっとの量でもほのかに香るし、たくさん入れるとかなりスッキリするし、気分によって量を変えて使っています。
ペパーミントはリラックス効果がある上に、胃の調子も整えて消化を助けてくれるそう。
私は朝飲んでいますが、不眠解消にも良いから夜飲むのも良さそうですね。
トースターでドライハーブに
あまりに成長しすぎたときは、たくさん収穫してドライハーブにして保管します。
自然乾燥でももちろん良いのですが、時間がかかるので私はオーブントースターでさっと作っています。
やり方はすごく簡単。天板にペパーミントの葉っぱを重ならないように並べます。
ミントを入れず、オーブントースターの電源を入れて空のまま温め、電源を切ります。その後、余熱が残るオーブントースターの中に天板ごとミントを入れるだけ!
上の写真は葉っぱがちょっと重なってしまっているので、途中で縮んだところで一回出して離してから二度乾燥させました。もうちょっと減らして一度で乾燥させた方が効率は良いです。
3〜5分くらいで縮んでカラカラになるので完成です。すぐに焦げてしまうので、様子を見ながらやってみてくださいね。
このままでも砕いてからでも、瓶に入れて保管します。
オーブントースター4回まわすほどの量を作ったのですが、だいぶ縮みます。この瓶、大きすぎましたね。笑
ドライハーブはちゃんと乾燥していないと、カビが生えちゃうので要注意!
ちょっとでもしっとりしてると感じたら再びトースターへinです。
できたドライハーブはクッキーなどのお菓子作りに使ったり、ハーブティーにも使えます。
長期保存できるのですごくおすすめ♪
ちなみにこの作業をしている間、家中がペパーミントの香りに包まれます。
お部屋の消臭にも良いかも。でも、ペパーミントの強い香りが苦手な方は要注意です。
育った後なら通常水耕栽培にも移行可能
ちなみに調べてみると、ある程度育った後なら水耕栽培に切り替えられるみたいです。
茎を切って水につけておけば驚異の生命力で根っこが生えてくるので、それを液肥につければ通常の水耕栽培に切り替えられるようです。
ココピートは手軽だけど、個人的には完全水耕栽培の方が毎日の水やりが不要で楽だから好きなので、次はこれを試そうかなと考え中。
また試したらご報告しますね♪
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