【水耕栽培】ココピート(ココヤシピート)を培地にして水耕栽培をもっと手軽に!

2020年5月25日家庭菜園水耕栽培

室内で水耕栽培を楽しんでいる私、基本的にはスポンジやタッパーで野菜たちを育てています。
しかし実は、もっと手軽に育てる方法があるんです。それが、培地を使った水耕栽培
この培地として、私はココピート(ココヤシピート)を愛用しています!

ココピートで水耕栽培

手軽なだけでなく、実はコスパもすごく良し。スポンジより根付きやすいので強く育ちやすいです。
使用後は燃えるゴミとして出せるので、栽培が終わった後の片付けもラクチン。

ただし使用していて個人的にデメリットと思う部分もあるので、まとめてみました。

ココピート(ココヤシピート)とは?

ココピート(ココヤシピート)は、ココナッツの繊維。ココヤシ、ココヤシガラ、ココナッツピート、ココナッツ繊維など、様々な呼び方があります。
ぎゅっと乾燥圧縮されたブロック等になっていて、水をかけて膨らませてから使うものが多いです。猫を飼っていた頃、猫草のセット商品として使われているのもよく見かけました。猫飼いさんは、馴染みのある方もいらっしゃるのでは?
商品の性質から、販売店やネットではココナッツという文言よりも「水をかけると増える・膨らむ土」というような説明で販売されています。

ココナッツ繊維は以下のような特徴があり、通常、土に混ぜて土壌改善に使います。

  • 保湿力が高い
  • 断熱性・保温性に優れている
  • 土壌のイオンが交換されて土の質がよくなる

これを、水耕栽培の培地として使用することができるんです。

商品名に「土」とあって見た目も土っぽいですが、ココナッツ繊維なので土ではありません
ただし、一部商品には本当に土も混ざっている場合があるそうなので、原材料は要チェック。
このページを見てくださっている方は「室内に土を持ち込みたくない」という理由でココピートを使う人or検討する人が多いかと思うので、ちゃんと原材料に「ココナッツ100%」と書かれているか、もしくは土など気になる不純物が混じっていないかを購入前に見ることをおすすめします。(肥料だけが混ざっているタイプは問題ないかと思います!)

原材料に天然ココナッツ100パーセントの記載がある場合

ホームセンターや園芸屋さんで売っているココピート(ココヤシピート)ですが、私が見てきた限りではあんまり大々的に置いていません。
園芸用レジの横にある小さな棚の下の方に置かれていたり、端っこの棚の一番目立たないところに置かれていたり。大体200gほどが100円程度で購入できます。200gって少ないのでは……と思うかもしれませんが、これが数倍に膨らむので大丈夫。

ネットショップで購入する場合も、お店によって呼び方が変わったりするので、こちらもちょっと探すのが大変だったりします。また、家庭菜園では多すぎる量の商品も多いので、購入前にしっかりチェックが必要。
ピートバンなど、商品によってはココナッツ繊維以外に初期肥料等を混ぜているものもあります。

水をかけて膨らむココピート

商品は四角だったり丸だったりすることが多いです。
ずっと使っていた四角タイプが切れたので、最近新しいものをネットで購入しました。

新しく買ったココピート(ココナチュラル)

「ココナチュラル」という商品名。丸タイプのココピートがたくさん!

10個入り+おまけ1個のパックが500円ちょっとだったので、楽天のお買い物マラソンで2パック購入しました。笑
ひとつ100gで、ブロックとしては今まで使っていたものの半分の量です。これが8倍に膨らみます。
ワケあり商品ということでパッケージが破れているものもありますが、実はホームセンターで購入しても破れていることが多いので、気になりませんでした。

ココピート入れに使っている容器

いつもココピート入れに使っている、100均で買ったお気に入り容器。
これサイズがちょうど良いし蓋付きだし、すごく便利です。

いつも200g分この容器で作っているので、今回100gのブロックを2つ入れてみます。

2パックを容器の中へ

あとは水を入れて放置するだけ!

水を入れて待ちます

基本的には水をかけた瞬間からすぐに大きく膨れ上がり、数分〜15分ほどで完成。
でも商品によってというかロットや環境によって、時間がかかるとき・もしくは膨らみがものすごく悪い時があります。
そんなときは水を捨てて、ぬるま湯〜お湯を入れると膨らむようになります。

膨らみ切ったココピートをほぐしたら出来上がり。

ふくらんだココピート

水で戻ったココピートは、見た目は完全に土。戻したてのココピートは、しっとりふかふかしている感じです。
私はこれを一気には使わず、蓋をして床下収納(水耕栽培セット置き場)で保管して、必要な時に必要な分だけ使用しています!

ココピートと土との違い

ココピートは土ではないので、栄養分が全くありません。
そのため、ココピートで野菜や植物を育てる場合は肥料が必須です。この点は通常の水耕栽培と同じですね。

ココピートの商品によっては「水で戻す時に液体肥料を加えてもよい」と書かれていますが、私は保管しながらちょっとずつ使うため、実際に種をまくときから液体肥料を与えています。

使用する肥料は、水耕栽培で使用する液体肥料でOKです。私は微粉ハイポネックスを使っています。

通常の水耕栽培と同じ希釈率(水2Lに大して2g!)でOKですので、こちらもコスパ抜群です。

人気の液体肥料・ハイポニカでももちろんOKです。

ココピートで野菜を育てる!

というわけで、ココピートを使って私が育てた野菜たちです。

まずはベビーリーフ

ココピートでベビーリーフ

豆腐パックとか味噌パックとか、使い捨て容器を駆使して栽培。オシャレさは皆無ですが……笑、エコだしわざわざ用意する必要もないので楽です。
最初はスポンジで水耕栽培をしていたベビーリーフですが、最近はこちらの方がコスパ良いと思うようになったため、もっぱらココピート栽培が主流になっています。

続いてペパーミント

ココピートでペパーピント

お菓子作りをするのにミントが欲しかったので栽培。スタバカップで育てました。
実は、長い間スポンジで頑張って育てようとしていたのですが、ことごとく失敗。私がココピートを使い始めたのはどうしてもこのミントを育てたかったからなんです。
お菓子の他、ドライにしたり紅茶に入れたり、育てると結構便利!

続いてチンゲンサイ

ココピートでチンゲンサイ

がっつりメイン料理に使える葉物野菜はものすごく便利♪
丸ごと収穫ももちろんできますが、リボベジ感覚で全部は使い切らず外側から使っても、中からどんどん新しい葉っぱが育ってきます。ガッツリ使うにもちょっとずつ使うにもバッチリです。

その他、ちょっとした野菜やスポンジでは種から育てにくいお野菜を育てています。手軽で本当に便利!

ちなみに栽培後ですが、ココヤシピートは燃えるゴミとして捨てることができます
ゴミ袋の中に入れてから刈り取った茎を引っ張るか、乾燥した状態でぶんぶん振ったら茎・根とココピートがパラパラ落ちてくれるので、容器との分別も手間じゃありません。

実際に育てて思ったメリット・デメリット

こんな感じでココピートを使って育てているうち、良いところと悪いところも発見。

まずはメリットから。

◎ メリット

  • 根付きやすいので育つのが早い、強く育ちやすい
  • 土のような感覚で使えるので、水耕栽培初心者でも簡単
  • スポンジ同様、燃えるゴミとして捨てられる
  • ココピート1ブロックで数回分育てられるので、コスパが良い
  • タッパー切ったりスポンジ切ったりする手間が不要

とにかく始めるときの手軽さは、通常の水耕栽培より上だと思います。
そして土のように植物が根をはりやすいので、特に発根から本葉が出るまでの最初の成長が早く、大きめに育ちます。

続いて、デメリット。

× デメリット

  • 乾燥しやすいので毎日の水(液肥)やりが必要
  • 乾燥すると軽いので、風でココピートが飛びやすい
  • 長く使うと虫がわく可能性がある

土で育てている場合は毎日の水やりが必要っていうのは当然だと思うのですが、通常の水耕栽培だとタッパーとかプラカップの液肥が少なくなってから補充するので、季節や環境によっては一週間以上放置していることもある私。
面倒くさがり&ズボラな私は、お昼ごろにシナっとしてしまった野菜たちに気付き、あわてて「ごめん〜!」と言いながら水やりすることがあります。笑

また、室内で「土」じゃなく「ココピート」を使う人の理由は「衛生面」が大きいと思います。土は最初から微生物がいて、虫がわきやすいです。家の中で孵化したら嫌ですよね。
ココピートは土じゃないので基本的に虫の心配はいらないと思いますが、長く使うと話は変わってきます。
私の場合は半年くらい使っていたとき。最初は室内に全然いなかったのに、小さな虫が飛びまわるようになったんですね。
もしかして……と思って該当のココピートを撤去すると虫はいなくなりました。

確かに液肥で栄養たっぷりになった、土みたいにふかふかの絨毯……外から入ってきた虫が卵を産み付けるには、最良の環境なのかもしれません。

最初ココピート自体に虫はいないのですが、虫が気になる方は長期間育てる植物には使わない方がよいかもしれません。逆に、虫が気にならない方や、外で栽培する方は全く問題ないです。
私は虫が苦手で室内栽培しているので、短期間で収穫できる野菜を中心に栽培しています。

ココピートである程度強く成長させてから、根を洗って通常水耕栽培に戻すのもひとつの方法ですね。

以前読んだこちらの本が、これに近い方法で栽培されていました。

私は今のところ、頻繁に水やりが必要なもの&大きく育つものは通常水耕栽培、省スペース・短期間で育つものはココピートと使い分けています。
ココピート→通常水耕栽培へ戻す育て方はそれぞれの良さを引き出せると思うので、後日また試してみたいです♪

ココナッツ繊維パワー!

ココピートは本当に手軽だしお値段も安いし、非常に便利!
何よりスポンジでうまく根付けない植物が、早く強く立派に育ってくれるのは本当に嬉しいです。
後処理も楽だし言うことなしですね。

昔はこちら、100均でも買えたみたい!
今はうちの周りの100均では全く見かけないけど、販売再開されたらかなりお世話になりそうです。

ちなみに参考までに、私が半年ほどで使ったココピートの量は400gでした。通常水耕栽培と並行して、ちょっとずつちょっとずつ、使っていった形です。
今回購入したのは全部で2200g。……どんどんココピートでも野菜を育てねば……!