番外編!小松基地航空祭2019、地上で行われた航空機展示
2019年9月16日(月)、三連休最後の敬老の日に行われた小松基地航空祭!
飛行展示ではブルーインパルスのアクロバティックかつ息ぴったりな曲技飛行に心を奪われた私ですが、小松基地航空祭では地上展示も距離が近くて、じっくり楽しむことができました。
地上展示「航空機、車両等展示」の記録を一部、残します。
◆ 小松基地(航空自衛隊)
–公式HP
小松基地航空祭2019の航空機展示
小松基地航空祭2019のエプロン地区では「航空機、車両等展示」が行われていました。
基本的にエプロン地区に各機体が止まっていて、飛行展示のプログラムが始まると対象の機体のみ飛び立っていき、終わると同じ場所にまた戻ってきます。
危険なのでもちろんエプロン地区に立ち入ることはできません。
しかし、空へ飛び立つ際は燃料のにおいに包まれてしまうほど、距離がとっても近かったです。
映像や写真でしか見たことがなかった航空機たちが、すぐそこにズラリと並ぶ姿は圧巻でワクワクしましたよ(*^^)
そんなわけで、エプロン地区に展示された航空機を端から端まで見て回りました!
ブルーインパルス
まずは、センターを位置取るブルーインパルス。
飛行展示直後のブルーインパルスです。曲技飛行していた6機と予備機、計7機がズラリと並びます。
見た目的には他の戦闘機に比べると小さくて、とってもスマート。
大掛かりないろんなイベントでアクロバティックな飛行を披露されますね。
飛行の様子は以下からどうぞ。
初代は戦闘機として生まれたブルーインパルスですが、現在は展示飛行を専門としています。
F-4EJ ファントムII(戦闘機)
1971年から飛び続ける、ベテランおじいちゃん艦上戦闘機、F-4EJ ファントムII 。
ジョジョで例えると3部のジョセフ・ジョースター。まだまだ若い者には負けません。
主翼の折りたたみ機構や強靭な足回りを持っているそうです。
第301飛行隊のカエルの部隊マーク(「無事に帰る」という意味も込められたカエルのマーク)が入っていることからF-4→「ケロヨン」と呼ばれたり、愛される機体です。
こちらの機体は、先端にシャークマウスが塗装されています。
ちなみにアメリカでは「まだF-4動いてんの?現役なの?」とビックリされているらしいですね。
とはいえ、退役が近いので私は観るのが最後だったかも。
貴重な姿をこの目で見ることが出来て良かったです!
RF-4 ファントムII(偵察機)
同じくファントム! こちらもシャークマウスが塗装されているRF-4 ファントムIIです。
私はサメが好きなので、この二機が並ぶ姿にちょっと興奮。笑
垂直尾翼には、第501飛行隊部隊マークのウッドペッカーがいます。
こちらはF-4EJとは違い、高性能カメラが搭載されている偵察機。
災害地などでも活躍される機体です。見た目は一緒に見えるんですけどね。
F-2(戦闘機)
戦闘機としては世界最高レベルの対艦攻撃能力と対空能力を兼備した日本のF-2!
航空自衛隊では愛称をつける習慣がないため、日本で作られた戦闘機に公式の愛称はありません。普通にエフツーと呼ばれます。
でも、ファンからは非公式ですが「バイパーゼロ」と呼ばれて愛されている機体です。
F-16をベースに日米共同で開発された機体で、旋回性能とエンジン推力の向上、機体の軽量化と最新式レーダーが搭載されているそうです。
F-16 ファイティング・ファルコン(戦闘機)
アメリカが開発した戦闘機、F-16 ファイティング・ファルコン。
マルチロールファイターで運動性能とコスパに優れた機体です。
実はこちらの機体、朝9時から米軍による飛行展示が行われていました。
私は見れなかったんですが、米軍三沢基地からやってきたアメリカ空軍のF-16ヴァイパーデモンストレーションチームのフライトはものすごかったらしいです。
自衛隊機がやらないような激しい飛行を披露して、会場はものすごい沸いたそうですよ。
いつか見れるといいなぁ。
F-15 イーグル(戦闘機)
航空自衛隊の主力戦闘機、F-15 イーグル!
ミノカサゴ塗装Ver.です。
初飛行から30年経過しているのに、能力的に最も均衡の取れた優秀な戦闘機。
現在、能力向上のため近代化改修が進められているそうです。
C-130H ハーキュリーズ(輸送機)
世界各国で採用されている戦術輸送機、C-130H ハーキュリーズ。
搭載人員92名(完全武装の空挺隊員だと64名)、大きくてどっしりしたフォルムが素敵な輸送機!
ちなみに「ハーキュリーズ」は、ギリシア神話に登場する英雄ヘラクレスの英語読みだそう。
ヘラクレスを思うと、尚更屈強なイメージ。
C-2(輸送機)
今回の展示で一番大きな輸送機、C-2。
貴重な? 窓拭きシーンを激写!笑
日本生まれの輸送機で、従来機だったC-1に比べてより多くの貨物をより遠くへ運ぶことが可能になった、今後の活躍に大機体の新しい輸送機です。
小松基地航空祭で展示されるのは初めてだったそうです!
UH-60J レスキューホーク(救難ヘリコプター)
赤外線暗視装置と気象レーダーを持ち、高い救難能力を有するUH-60J レスキューホーク。
隊員からは「ロクマル」と呼ばれているそうです。
よくニュース映像等でも活躍を見かける救難ヘリコプターですね。
ずっしりしたボディに大きなプロペラ、命を守ってくれる安心感があります!
SH-60K シーホーク(哨戒ヘリコプター)
海上自衛隊の哨戒ヘリコプター、SH-60K シーホーク。
空を飛ぶ航空機ですが、海上自衛隊のものです。
不審船などの識別能力や暗視能力が向上。対空ミサイルで攻撃を受けた場合も、自動的に回避する防御システムが搭載!
事故や災害などの際には、画像伝送機能でリアルタイムに母艦へ画像を提供することができるため、救助にも大活躍の機体です。
UH-1J イロコイ(汎用ヘリコプター)
こちらは陸上自衛隊のUH-1J イロコイ。開発時のコードネーム「HU-1」から、ヒューイとも呼ばれます。
航空自衛隊だけでなく、それぞれの自衛隊が航空機を所持しているんですね。
主に対地支援任務で使用されます。
陸自の車両展示も
その他、陸上自衛隊の戦車などの車両展示も行われていました。
これまた見れていないのですが、午前中に「陸自訓練展示」もあって、実際に発射もされたそうですよ。
発射は見れませんでしたが、戦車と航空機がこのように一つの場所に集うことなんて滅多にありませんからね。
停まっている状態でも、とってもワクワクしちゃいます!
航空機が身近に感じられた地上展示
今回ご紹介したのは、展示されていた一部です。他にもたくさんの地上展示が行われていました。
普段、航空機の名前や特徴なんてなかなか気にする機会はありませんが、ちょっと知るとそれぞれに歴史や個性が奥深くて、非常に面白いです。
ものすごいスピードで空を駆け巡る戦闘機。
一気に大量のものを運べる大きな輸送機。
災害や事故のときに助けてくれる救難機。
私たちの安全を守ってくれる機体に親しみを感じることができる、とっても貴重な機会でした。
自衛隊のみなさま、ありがとうございます!
◆ 小松基地(航空自衛隊)
–公式HP
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません