大人も楽しい!直接さわって体験できる金沢の「大野からくり記念館」
金沢にあるからくりの博物館「大野からくり記念館」へ!
実際に触って遊べて、からくりを体験できるミュージアム。
お子さんはもちろんのこと、大人も意地になるほどハマっちゃう楽しいスポットでした!
◆ 大野からくり記念館
–公式HP
大野からくり記念館
金沢市大野町にある「大野からくり記念館」は、からくりが体験できるミュージアム。
からくり師・大野弁吉の資料展示などでからくりを学ぶことはもちろん、からくりを実際に手にして遊ぶことができるんです。
料金は大人300円、小中高校生200円。
金沢駅や近くのヤマト醤油味噌 糀パークに、50円割引券が置かれている場合もあるので、行く前にチェックしてみると良いかもしれません!
「からくり記念館」と聞いてなんとなく勝手に古めかしい施設を想像していたのですが、とても素敵な佇まい。
日本を代表する建築家・内井昭蔵氏が手がけた建物で、1996年には金沢都市美文化賞、1997年には第18回石川県建築賞も受賞されたそう。
この日は訪れたのが16時頃。日が落ちかけて暗い状態だったのですが、明るい状態の外観も見てみたいです。
外の様子もじっくり見学したかったんですが、前述の通り、時すでに夕方。大野町の散策が楽しすぎて遅くなってしまいました。
最終入館は16時半なのでまだ大丈夫ではありますが、できるだけじっくり楽しみたかったので、いざ館内へ!
大野からくり記念館の館内へ
受付を済ませて入館。写真撮影は展示室中央の空間のみNGで、他はOKとのこと。
魅力的な空間や素敵な作品を思い出に残せるのは嬉しいですね。
一番最初に出迎えてくれたのは「からくりといえば!」とイメージが強い茶運び人形!
これを見るだけでなんだかちょっとテンションが上がります。
その横に、芋掘り長者の上演時間という案内が掲示されていました。
館長さんが仕掛けの説明をしながら、からくり人形の実演をしてくださるそう。とっても気になる!
慌てて時計を見たところ、16:10。最終上演が16時から5分程度とのことだったので、残念ながらこちらは観れずでした。
気を取り直して、先に進みます。
大野からくり記念館の模型が展示されていました。
長い回廊や楕円形の建物、他には無い不思議な魅力のある構造ですね。
今いるのはまだ模型の左部分の小さな建物。ここから右下部分にある回廊の方へと進みます。
回廊の雰囲気がまた素敵!
和を感じる回廊から見える中庭は、夕方特有のオレンジ色の光に照らされていて、全体的に優しい空間です。
来る時間帯によって印象は変わりそうですね。
このエントランスゾーンでもある長〜い廊下では、建築家の内井昭蔵氏のことが紹介されていたり、日本の科学技術者たちのことがざっくり学べるスペースになっています。
突き当たりにもからくり展示が!
展示室
廊下を抜けると……
広々とした展示室!
芸術的な壁の作りは「木造立体トラス」というんですって。木の温もりが感じられる美しい空間です。
この壁側には複数の台や机があり、それらの上には自由に遊べるからくりパズルが置かれていました。
例えばこちら。
一見すると立方体の木の塊で、開けられるように見えません。普通に開けようとしても、開きません。
が、からくりをちょちょいと解くことでパカッと開くようになっているアクセサリー箱なんです!
このようなからくりが大小様々いっぱいあって、たっぷり遊べます。
私がこの展示室に足を踏み入れた時は、大人グループも子供たちも多くの人がからくりに夢中になっていました。
(写真に誰も写っていないのは、熱中しすぎていつの間にか私たちが最後の一人になっていたから)
ひとつからくりが解けたら次のからくりへ。
比較的簡単なものもあれば、たっぷり悩んでしまうものも。
時間がいくらあっても足りません。。
からくりパズル以外にも、大きなからくり人形を動かす体験もできます。
女の子の人形を紐で操ると……
ぐるん!!
と勢いよくこちらを向くからくり人形。
良い笑顔です。思わずビクッとしちゃいました。
作品展示もたくさんあって、見たり触ったりと大忙し!
展示室の中央部分にも空間があって、そちらは撮影NGな資料室。
この資料室で、からくり師・大野弁吉をじっくり学ぶことができます。……が、私はこのからくり遊びでたっぷり時間を取ってしまったので、サーっと見ることしかできませんでした。
展示ギャラリー
まだまだ解いていないからくりも半分以上ある状態で遊び足りなかったのですが、閉館時間がだいぶ近づいてきてしまったので、後ろ髪を引かれつつ展示室を去ることに。
来た方とは逆側の回廊を進みます。
こちらは展示ギャラリーとなっていて、私が訪れた時は企画展「坂田久男氏・彩色画と水墨画の世界」が開催されていました。
廊下の突き当たりにはお醤油の町・大野町の紹介ブースも♪
お醤油を楽しめるエリアもすぐ近くなので、大野からくり記念館で遊ぶ際には合わせて立ち寄りたいですね。
意地になるほど楽しいミュージアム!
というわけで、滞在時間は閉館までの1時間ほど。
外観のイメージから1時間もあればじゅうぶんではと思っていたのですが、じっくり遊びたい(解くのに時間がかかってしまう)私には全然足りませんでした。
からくりパズルの大半は解き方となる回答も用意されているのですが、ついつい「自力で解きたいんだ!」と意地になっちゃいますね。
知恵の輪やパズルが好きな人にはもってこいの施設だと思います。
実演も気になるし、まだ解いていないからくりもたくさん。またリベンジしに行きたいです!
◆ 大野からくり記念館
–公式HP
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日)
住所:石川県金沢市大野町4丁目甲2番29
電話番号:076-266-1311
※投稿時の情報です。最新情報はお店の公式情報をお確かめください!
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