★ おすすめ記事

【石川】「千代女の里俳句館」で「俳句」と「心」を学んだ話。

お出かけスポット文化施設, 白山

 

先日私がまわっていた石川中央都市圏文化施設周遊スタンプラリーで、3つ目のスタンプGetのために行った白山市立博物館。そのときにも記したのですが、白山市立博物館は200円の入館料で、他の2施設にも入館することができるんです。(お得!)
もちろんその2施設にも訪れ、文化をたくさん堪能してきました。

今回はそのうちの1つ、千代女の里俳句館に行ったときのことを記録します♪

まず、千代女の里俳句館とはどういうところかというと。

1703年に白山市で生まれ金沢に嫁いだ女流俳人「千代女」の句を中心に、多くの俳句が紹介され、俳句の作り方を学べる施設です。
俳句を通した交流・体験活動のための拠点施設として設置され、俳句を愛する方々による句会の場として使われることもあるそうです。

 

正直に言うと、この「千代女の里俳句館」、最初はそんなに期待していませんでした。
「俳句館」って聞くだけで、昔に建てられた古い施設なのでは? とか勝手に想像してしまって。
何より私の俳句に関する知識はほぼ皆無。学生時代の国語の授業で触れた程度で、しかもそんなに覚えていることもありません。。

でも、最近よく「インスタやtwitterで俳句や川柳が流行っている」というニュースを耳にします。短文で気持ちを表現する投稿が若者に大人気とか。
検索してみると、確かにtwitterでもインスタでも「俳句」とか「川柳」のハッシュタグ付けて五・七・五の文章を投稿している方が結構いらっしゃる! 読んでると結構面白い。
その他にも「サラリーマン川柳」なんかも面白いですよね。五・七・五という限られた文字数でどんな言葉をチョイスするか。そこにそれぞれの個性やセンスを感じられて、ついつい見入ってしまいます。

そんなわけで、若干の興味だけで行ってみた千代女の里俳句館

この日はかなりの大雨だったため(朝は降ってなかったんですが)、外観の写真が至近距離のものしかありません。。が、このガラス張りの入口で伝わると嬉しいのですが、私の「古い施設」のイメージが全く当てはまらない、結構新しめの綺麗な施設でした。
2階建ての造りでエントランス部分は吹き抜けのようになっていて、正面にはとても素敵な大きな庭! 和の趣もありつつ、スタイリッシュで開放的な空間。
綺麗に手入れされた庭を眺めつつ、座敷のスペースで句会が行われることもあるようです。
この時点で私のテンションはちょっと上がり気味。笑

そして受付で、白山市立博物館で購入した入園券を提示。
これで千代女の里俳句館の、常設展示室へ入ることができます♪

中は撮影NGのため、テキストのみのご紹介。

まず入った瞬間、目に飛び込んできたのは大量の季語が書かれた壁紙
各季節の季語がカラフルなフォントで大小様々に書かれていて、思わず声が漏れるほど圧倒されちゃいました。だいぶ興奮し始める私。笑

そして展示室の雰囲気も、展示されているものも、かなり現代的。
季語の検索ができる端末(白い半円状のこれまたスタイリッシュな雰囲気)が部屋の中心に置かれており、壁側に「直筆の掛け軸」や「海外の子供達の俳句」が展示されていたり。
そう、この海外の子供達が書いた句は一部がポストカードになっていて、自由に持ち帰ることができました!
猫好きな私は、こちらの俳画と句が気に入ったため、いただきました〜(*^^)

猫ちゃんが毎日見る夜明けを詠った句です。
日本語訳にすると文字数的にも俳句っぽさはないんですが、英語で読むと俳句のような綺麗なリズム感。
こちらは「いきもの」をテーマに行われた第15回「世界子どもハイクコンテスト」の作品だそう。隔年で開催されるこちらのコンテスト、これまでに70万を超える作品が寄せられたそうです!
海外の方にも受け入れられる「俳句」って、やっぱり魅力的なんですね。
ちなみに2019-2020の第16回のテーマは「スポーツ」らしいです。
気になる方は公益財団法人JAL財団の「世界こどもハイク」をご覧ください!

 

こうした展示室ですが、展示物は紙媒体のものだけではありません。
映像で俳句や季語などを紹介してくれるコーナーもあり、そこではボタンを押すと、映像がプロジェクターで投影されます。それも複数あります!
映像を見るスペースもそれぞれ雰囲気が異なり、様々な工夫がされています。

庭を眺めるガラス窓に映し、庭の美しさを堪能しながら映像を楽しんだり。
プラネタリウムを見るような寝転べる椅子で、天井を仰ぎながら映像を楽しんだり。
竹藪をイメージした空間で、自然音を聞きながら立ったまま句を楽しんだり。

千代女の家を再現したようなスペースで、千代女のことを知れるアニメを見ることもできます。千代女の有名という句、

 朝顔や つるべとられて もらひ水

この句が作られたときの再現アニメもありました。
千代女がまだ小さい頃、井戸の水を汲みに行った際に朝顔のツルが一晩で釣瓶(井戸の桶)に巻き付いていたそう。その成長や生きようとする姿に驚きつつ、でも水を汲むためにはツルを切らなければいけない。それでも、朝顔の命は短いので切るのは可哀想。そこで朝顔をそのままにし、近所のお家に水をもらいに行ったんですって。
そのときに生まれたのが、上記の句だそうです。
非常にわかりやすく、千代女の優しさが伝わるアニメでした。声優さんの声も可愛かった。
そして年端もいかない少女がこんな句が詠めるのは、本当にすごい才能だなと……。(もう一つのアニメで、松尾芭蕉のお弟子さん各務支考もおっしゃってましたが)

 

このように様々な趣向が照らされた俳句館。楽しめないわけがない。
入館前はすぐに見終わると思っていたのですが、かなり堪能して長居してしまいました。

さらに二階には企画展示室があります。
今回は企画展「俳画の愉しみ展」が行われていて、白山市内で活動されている句会の作品や、少年少女俳句塾に通う子どもたちの作品が展示されていました。
このときなんと! 展示されている素敵な作品の作者さんが偶然いらっしゃっていて、少しお話を聞くことができました♪

俳画とは俳句に添えられた絵のことなのですが、この俳人さんによると「俳画は必ずしも句に合ったものを描かなければいけないわけではない。むしろ、少しズレていた方が面白い」とのこと。
言われてみれば、例えば桜の俳句に桜の絵が書かれているような「俳句」と「俳画」に関連性がある俳句はそんなに多くはないです。
例えば景色に関する句なのにメガネが描かれていたりとか、確かに「ズレ」のある俳画が結構あります。
この「ズレ」はどういう意図なのかなとか、どういう気持ちで描かれたのかなとか想像すると、また違った形で楽しくて。
たださーっと見るだけでなく深くじっくり考えながら見ることができて、大変ありがたかったです。

この企画展、期間は平成31年1月12日(土)~3月10日(日)まで。常設展示とは違い、無料で見ることができるそうです。
ぜひ「ズレ」を意識して、作品をご覧ください!

 

こちらの千代女の里俳句館、常に一般人からの俳句を募集されています。

館内に置かれているこちらの「はいくめーる」に書き、郵送もしくは俳句ポストに投函すると応募できます。
俳句ポストは館内だけでなく、白山市内の様々な場所に設置されています。

JR松任駅のすぐ近くにも俳句ポストが!
また、ホームページからも気軽に投句ができるようです。入選して特選句に選ばれると、市広報やホームページに掲載されるとのこと。
せっかく触れた俳句文化。私も何か応募してみようかな〜。投句者「haniko」は難しそうなので、本名で投句するとブログで報告は出来ないですが、こっそり。笑

 

自分の興味があるものや好きなものだけでなく、こうして自分にとって新しいものに触れることは、何かしら自分の糧になるはず。
古くから今でもずっと愛される俳句文化に触れて、「この出来事に対して、こんな感じ方もあるんだ」という心も学べ、大変有意義な時間になりました。
綺麗な庭に心も癒されるので、すごくおすすめスポットです。

 

はい、ここで一句!

 冬景色 眺めて学ぶ 句のこころ by haniko

……ありがとうございました。笑

◆ 千代女の里俳句館
http://haikukan.city.hakusan.ishikawa.jp/

◆ 公益財団法人JAL財団(世界子どもハイク)
http://www.jal-foundation.or.jp/

---
◆hanikoの活動
・twitter→haniko_nyaniwa
・Instagram→haniko_nyaniwa
・猫のハニワ「にゃにわ」のLINEスタンプ販売中です┌(^・o・^)┘→こちら
---
◆ブログランキング参加中です♪
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村
↑クリックいただけると励みになります♪