世界遺産「平等院」の紅葉!〜雨上がり×平日夕方は狙い目?
京都帰省時に、久しぶりに宇治市へ。
ハマっているドラクエウォークのお土産で京都のものが欲しくて、一番行きやすい平等院に行ってきました。
目的はゲームでしたが、いざ着くと平等院の美しさに感動! やや終わりかけの紅葉も、大変綺麗に楽しめました。
紅葉シーズンで観光客がたくさんいる京都。しかし当日は小雨からの雨上がり、そして平日夕方であったこともあり、どんよりした曇り空ではあったものの人が少なくのんびり散策できました♪
◆ 平等院鳳凰堂
–公式HP
世界遺産・平等院
JR宇治駅から徒歩8分ほど、京阪宇治駅から徒歩7分ほどのところにある平等院は、平成6年に世界遺産にも登録された寺院です。
表参道すぐ近くにある鳥居を平等院のものだと間違われる方がチラホラいらっしゃいますが、平等院は寺院なので鳥居はありません。こちらは縣神社の鳥居です。
平等院といえば、「鳳凰堂」がとても有名ですね。10円玉に描かれた立派な御堂です。
中心にある鳳凰堂もとても立派ですが、綺麗に手入れされた庭園や他の御堂、さらに展示品がたくさんあるミュージアムもあったりと、見所がたくさんありました。
入り口から進んで受付で料金(大人600円)を支払い、境内へ。
600円で広い庭園を散策できて、ミュージアムで貴重な展示も見れるのはありがたい。
このまま真っ直ぐ道なりに進むとすぐに平等院鳳凰堂がありますが、その直前あたり、少し隠れたところに手水舎があります。
結構見落としやすい位置。写真の奥にあるのは観音堂です。
12月に入って秋も終わりかけ。葉っぱがだいぶ落ちていますが、まだまだ色付いた紅葉は綺麗!
観音堂と鳳凰堂の間にはとても立派な藤棚があります。
藤の葉も、秋は黄色く色付くんですね(*^^)
春〜新緑の季節に見頃を迎える藤の花。きっと綺麗な光景だろうなぁと思うと、春にも訪れたくなりました。
この藤棚を過ぎるとすぐ、鳳凰堂です。
10円玉でおなじみの平等院鳳凰堂
一番の見所、平等院鳳凰堂がいきなりお目見え!
まずは横から。正門から真っ直ぐ進むと、この景色を見ることができます。
池の中島に建てられた鳳凰堂へ続く水上の道がありますね。
実は300円で内部拝観も可能。(内部は撮影はNGです)
一時間に3回程度、決められた時間に拝観が行われます。定員制&入替制で先着順のため、入園時間によっては希望しても見られないことも。
私が訪れたのは夕方で、まだギリギリ空きがある状態でしたが、この後の予定を考えると庭園の散策が駆け足になりそうだったので今回は諦めました。
それにしても、鳳凰堂はとても立派です。
平安時代後期に建てられ、災害から奇跡的に免れて遺り続けた鳳凰堂。
どこから見ても素晴らしい建築なので、角度を変えて何枚も写真を撮ってしまいます。
平安時代の貴族が建立した寺院で、建物・仏像・壁画・庭園が全て残存するという点で、平等院は唯一の史跡だそう。想像以上にすごい寺院ですね。
奥にも紅葉が見えます。赤いお堂と紅葉、素敵。
だんだん正面に近づくと胸が高鳴ってきます。そしていよいよ……
正面! 10円玉の鳳凰堂です〜! 水面に映る感じがまた良いです。
やっぱりこの正面からの撮影が一番人気みたいですね。多くの方がここで風景写真や自撮り写真を撮ってらっしゃいました。
私もここは好きだけど、横から見たところ(正門から真っ直ぐきた最初の光景)が一番好きかな?
橋が続いていく奥行きがなんともいえなくて、引き込まれそうに感じになります。
正面の向かいにはベンチもあって、じっくり座って鳳凰堂を眺めることができます。
風が強い日には紅葉のシャワーを浴びることになりそう。それもまた乙ですね。
ミュージアム鳳翔館
道なりに進むと、ちょっと不思議な石壁に囲まれた空間が。
ここから、平等院内にある「ミュージアム鳳翔館」に進むことになります。
ミュージアム内は撮影禁止なので写真はありませんが、2F建ての広い館内は想像を超える展示物の数とクオリティで、見応えがとてもありました。
国宝や重要文化財、市指定の文化財などが展示されています。
寺院の中にこんな立派な博物館があるなんて、びっくり!
映像展示やパネル展示もあり、平等院のことを詳しく知ることもできますよ。
じっくり見て回って、それだけでかなりの時間を過ごしてしまいました。
鳳翔館から庭園へ
ミュージアム鳳翔館を出ると、また庭園に出ます。
このミュージアムの出口すぐには、とっても素敵なスポットが。
木の座敷と、その奥には紅葉の木が♪
こちらの座敷は実際に座ることができて(土足厳禁!)、ゆっくり休憩することができるスポットなんです。
私がミュージアムを出る直前にちょうど数組のグループが席を外され、なんとこの場を独り占め!
そして私が満足した直後に、また数組のグループが来られるという絶妙なタイミング。最近ちょっと運が良さげ。笑
座敷の端っこにはベンチもあって、床じゃなく椅子に座りたいという方にも対応されています。広い庭園を見下ろすことができる、絶景スポットです。
また、このすぐ近くに「茶房 藤花」という日本茶専門店があるんですが、こちらはラストオーダー16時で、私がミュージアムを出たのが既に16時だったので行けませんでした。
醍醐寺にも境内にカフェ(フレンチ)があったけど、寺院の境内にあるカフェって良いですよね。
ゆっくり休憩ができたので、庭園の散策を続行。
ミュージアムのお隣には浄土院が。
このように平等院内にもたくさんの建物があるのも良いです。見応えがすごい。
平等院内のゴミ箱も雰囲気にマッチした感じです。
不動堂。
平家打倒を掲げたものの宇治川で追撃され、平等院内で自刃した源頼政のお墓も、この中にあります。
自刃した地も残されていますよ。
正門から一番近いところから、こっそり分かれた脇道。ちょうど手水舎から見えた観音堂の前ですね。
それにしても、寺院の中の砂利道を歩くのは心地よいです。
こちらが「扇の芝」で、源頼政が自刃した地だそうです。辞世の句を遺した碑も置かれていますよ。
アップだと全くわかりにくいのですが、この芝は名前の通り扇の形になっています。
貴重な見所がたくさんある平等院!
というわけで、平等院内を一周しました。
ところどころじっくり楽しまれている観光客の方がいらっしゃったので全てのスポットの写真は撮れていません。
本当、見所のたくさんある寺院。さすが世界遺産・平等院です。
カフェと内部拝観がちょっと心残りなので、また違う季節にゆっくり訪れたいです。
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