金沢芸妓のお茶屋や作家・島田清次郎の展示が見れる「西茶屋資料館」
金沢三大茶屋街のひとつで、落ち着いた雰囲気がとっても魅力のにし茶屋街。
そんなにし茶屋街の一角にある、入館無料で気軽に入ることのできる「西茶屋資料館」へ行ってきました!
ボランティアガイドさんが常駐されていて、迷ったときにも頼れるスポットです。
中では作家・島田清次郎についての資料展示を見ることができるのですが、何よりその資料館自体が茶屋を再現された素敵な建物。
風情感じるお庭や、金沢芸妓さんが芸を披露される豪華なお茶屋の様子をじっくり楽しむこともできました(*^^)
◆ 西茶屋資料館
–金沢観光公式サイト
にし茶屋街の一角にある「西茶屋資料館」
バス停「広小路」から徒歩2分ほどとすぐ行くことができる「西茶屋資料館」は、観光で人気のにし茶屋街の一角にある文化施設。外側からも金沢文化のちょっとした展示を楽しめます。
こちらは大正時代の作家・島田清次郎が過ごした「吉米楼」の跡地に建てられた、風情ある町屋風の資料館。
茶屋家屋の外観はもちろん、2Fも当時の雰囲気が感じられるお茶屋の様子が再現されています。
こじんまりした空間ですが、入場は無料! お手洗いも使えます。
とっても気さくで親切なボランティアガイドさんが常駐されていて、資料館内のことも付近のことも優しく教えていただけます。
にし茶屋街を散策するならハズせない、立ち寄りたいスポットです♪
1Fは島田清次郎氏の展示
というわけで、まずは1Fを散策。
1Fはほとんど、大正期の大ベストセラーとなった「地上」の作家・島田清次郎氏に関する展示です。
島田氏のことを知れるパネルや、原稿などの資料が展示されていて「島田清次郎の世界」に入り込める空間になっています。
展示をじっくり読みながら奥に進んでいくと……
窓から見えるお庭が!
やはり日本の町屋には美しいお庭が欠かせません。
自然情緒たっぷりの、素敵なお庭を窓越しにじっくり眺めます。きっと、雪景色はさらに綺麗だろうなぁ……とちょっと妄想。
外国人の観光客が何人かいらっしゃったのですが、みなさん嬉しそうにたくさん撮影されていました。
文化施設・資料館だけど写真OKなのも、観光する上で嬉しいポイントですよね♪
しばらくお庭を堪能して満足したので、2Fへ向かうことに。
こじんまりした建物なので順路などはなく、来た道を引き返します。
建物内、とても綺麗です。
外から見たらかなり年季が入ったお家に見えるけど、中身は空調もバッチリ完備。
寒い冬にも暑い夏にも、心地よく優しく迎えてくれそうですね。
2Fで金沢芸妓を感じるお茶屋を見学
2Fへ上がります。
2Fの廊下は吹き抜けになっていて、1Fを見下ろすことができる開放的な空間です。
ちょっと狭いので、人とすれ違うときはゆずり合い精神が大切!
廊下の突き当たりにはお写真が飾られています。
二枚とも、綺麗な芸妓さんのお写真。
そのうち一枚はとても大きな舞台で芸を披露されているお写真でした。
金沢芸妓さんの芸、生で拝見したいです。
そしてお部屋へ!
こちらが豪華なお茶屋を再現されたお部屋です。
お茶屋と言うとパッと聞くと「お茶を売っているところ?」と思いがちですが、お茶屋とは芸妓さんを呼んで芸を楽しみながらお料理をいただくところです。
京都の料亭でよく聞く「一見さんお断り」のシステムですが、金沢においても茶屋文化は「一見さんお断り」のしきたりがあります。
金沢の茶屋文化には「一見さんお断り」のしきたりがあります。お茶屋へは馴染みのあるお知り合いの方に連れて行って頂くか、馴染みのない方は、ホテルや料亭などでお食事・パーティーを楽しみながら金沢芸妓の文化に触れて頂く機会がございます。
http://kanazawageigi.jp/use/index.html
お茶屋の利用/金沢芸妓
なかなか見ることのできないお茶屋。
その様子を垣間見ることができるので、とても貴重な体験です♪
芸をされる上で欠かせない太鼓や三味線も、もちろん置かれています。
それにしてもお部屋全体が豪華な雰囲気。
華やかな芸妓さんがいらっしゃったら、よりみやびな空間になるでしょうね。
金沢芸妓は現在も伝統が続く、とても魅力的な文化。
これからも大切にしたい金沢文化の一端に触れられる、素敵な場所です。
無料で貴重な見学ができる資料館
こじんまりした施設なので展示の数は多くありませんが、なかなか見ることができないお茶屋の様子などを無料で見学できる資料館。
ボランティアガイドさんがとにかく気さくでお優しく、わからないことや質問があれば親切に教えてくださいましたよ。
にし茶屋街を散策する際には一度は立ち寄りたい、素敵なスポットでした。
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