【体験記録】夜に寝て朝起きたら「ぎっくり背中」になったお話
ぎっくり背中ってご存知でしょうか?
ぎっくり腰ではなく、ぎっくり背中です。腰の部分ではなく背中、肩甲骨あたりにピキーンとくるのです。
私は自分がなって初めて知りました。
特に重たいものを持ったわけではなく、体に無理な運動をしたわけでなく、夜普通に寝て朝起きたらなってしまいました。
あまり周知されていないぎっくり背中。されど誰でもなる可能性があるぎっくり背中。
一度なると再発しやすいというギックリ背中は、予防法もあるとか。
次になったときのために、そして「今まさにその状態で困っている!」と調べてたどり着いてくださった方へ、完治するまでの備忘録をあわせて残します。
ぎっくり背中って?
ぎっくり背中とは、いわゆる「ぎっくり腰」の背中バージョン。主に肩甲骨あたりにピキーンと痛みが走り、その後しばらく苦労する症状のこと。背中が捻挫や軽い肉離れをしている状態だそう。
ぎっくり腰と同様に「ぎっくり背中」という病名ではないそうですが、通称として呼ばれているそうです。
私が体験したぎっくり背中
ある日いつも通りに寝た私。次の日起きた瞬間に、背中にピキーン!と強い痛みが走りまして、その後は全く動けないほどの激痛が背中全体を襲いました。
動かなくても痛いのですが、ちょっとでも動くと激痛。息をするだけで痛みが走ります。そのため深い呼吸ができなくなりました。
最初は痛みの範囲が広かったこと、そして今まで体験したことのないほどの痛みだったこともあり、「もしかして寝ている間に頸椎を痛めた?このまま全身マヒになってしまう?」「もしかして一生歩けない?」とグルグル嫌な想像が広がり、もうパニック。
でも腕や首がなんとか動かせたので「頸椎痛めた説」については排除。
幸いにもすぐ近くにスマホを置いた状態で寝ていたので、痛みを堪えながらネット検索し、「ぎっくり背中」に行き着きました。
寝起きということもありすぐにお手洗いに行きたくなっていたのですが、腕をぴくりと動かすだけで連動して背中に激痛が走るので、動けません。泣きそうです。
結果的に一時間ほど後、後述する動画のマッサージでなんとか起き上がることができるようになり、ストレッチなどなどで歩けるようになりました。
私がぎっくり背中になった直接原因
今回、寝て起きたらぎっくり背中になりました。ただし寝ている間に夢を見ていたことを覚えています。
ちょっと恥ずかしい夢ですが、夢の中で私はスタントマンになっていて、ビルの上をぴょんぴょん飛び回っていたんですね。
しかし最後、足を踏み外して落下。なんとか構えて地面に着地する……という瞬間に、現実世界の寝ていた私の体も動き、目が覚めました。
寝てる時に体がビクって動いちゃうことありますよね?まさにあれです。
その動いて起きた瞬間、ピキーン!です。寝起きと同時にぎっくり背中になってしまいました。
つまり私がぎっくり背中になったおそらくの原因は「寝てる時に体がビクっと動いたこと」と推測されます。
起きている間になった場合なら「重いものを持つときは体勢を気をつけよう」「体をひねるときは無理しない程度にとどめよう」と気をつけられるのですが……
夢&寝てる時の体の動作なんて防ぎようがないですよね。。
ぎっくり背中から回復した方法
寝たままぎっくり背中になった私、このまま横になって休むわけにはいきません。予定もあるしやらなきゃいけない作業もあるし、何よりお手洗いに行かないといけません。
焦りながらベッドの中で「ぎっくり背中 治し方 即効」で検索しまくりました。
起き上がれるようになった方法
いくつか検索したものの、ほとんどが起きている時に試すストレッチ方法。
痛みで起き上がることすらできない寝たきり状態の今。ヒットする情報はとても多いものの、全然試すことができず途方に暮れながら調べ続けていたのですが……
ついに、寝たままでも試せる下記動画を発見!(立ったまま、座ったまま、寝たままでOKらしい)
前半の2分半ほどはぎっくり背中についてのご説明で、聴きながら「そうそう、まさに今そうなんです!」と思いながら視聴。その後、超簡単なマッサージ方法をご教授いただきながら実践。
これだけで痛みが取れることはなかったのですが、なんとか少しだけマシになり、背中と首以外は仰向け状態で這うようにスライドすれば動かせるようになりました。
痛みを堪えつつ足だけベッドから出して、少しでも痛みがマシな体勢を探しながら滑り落ちるように「ベッドを背もたれに床座り状態」へシフト。棚や壁に手をかけ、痛みに悶えながらもなんとか立つことができました。
いえうじ総合治療院さん、本当にありがとうございます!!
痛みがちょっとマシになった方法
ついに起き上がることができたので、寝ながら検索していた「起きている時に試すストレッチ方法」を再度確認。
下記動画のSTEPを実践したところ、ちょっと楽になりました。(実践時に知りましたが、こちらも最初のステップは寝ながらストレッチでOKのようです!約6:00〜)
終わった後も痛みはしぶとく残っていたのですが、だいぶマシの状態に。日常生活をなんとか送ることができるレベルにまで回復しました。
不格好な歩き方ではありますがかなり動けるようになり、無事に1日をスタート。
みやおか整体治療室さん、本当にありがとうございます!!
整形外科へ
動けるほど楽にはなったものの、まだまだ痛みが辛い状態。
早く治すには病院へ行った方が良さそうだったので、整形外科へ行って湿布を処方してもらいました。
でも湿布はあくまで痛み止めだそうで、完全に治すには時間が必要だそう。
炎症を起こしている状態だから血行を良くしすぎるのはNGらしく、湯船につかったり運動したりすることは控えて、しばらく安静にするようにとのことでした。
そして最後に、一度なるとかなり再発しやすいという嫌な事実も知ります。
この痛みはもう二度と経験したくないのですが……
ぎっくり背中は予防できるらしい
お医者さんに聞いたのですが、ぎっくり背中は予防ができるそうです。
というより「ぎっくり背中になりやすい原因」というものがあるので、それらを普段から解消するようにすれば、ぎっくり背中になりにくくなるんですって。
その原因というのが、以下。
- 運動不足の解消
- 肩こり/肩甲骨こりの解消
- 姿勢を良くする(肩甲骨を正しい位置へ)
- 冷えの解消
私は全部身に覚えがあるものばかりでした。。
上記で紹介させていただいた動画は予防法にもなるようなので、出来る限り続けてみたいと思います。
完治までは約2週間くらい
私の経験したぎっくり背中、痛みが完全になくなるまで約2週間ほどかかりました。
最初の3日ほどは日中〜夜にかけて楽になっていくものの、朝起きるとまた痛みが増す状態。「3歩進んで2歩下がる」という感じです。
でもちょっとずつ全体的にマシになっていき、ちょうどブログ執筆時点の今が2週間目で、痛みはすっかりなくなりました。
痛みが出ている間に行きたいイベントなどなどがあったのですが断念し、できるだけ安静に過ごしました。先月もワクチンの副反応のために気になるイベント断念したばかりなのに、最近ツイてないです。しょんぼり。
とにもかくにも「ぎっくり背中」という名前はなんとなく脅威を感じないかもしれませんが、実際になるとパニックになる程ツライ症状でした。
ぎっくり背中に悩まされる人がこの世からいなくなりますように。もちろん私も二度となりませんように!
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