ベランダに作られた蜂の巣。自力で蜂を撃退したときのお話

2019年5月24日日々の暮らし動物・生き物

先日、我が家(賃貸アパート)のベランダに蜂の巣が作られました。

ハチの巣が作られた

まだまだ小さい、本当に出来かけの巣です。
ハチも女王蜂が一匹でせっせと巣を作っている段階で、仲間のハチは一匹もいない状態。

それでも私は昔からハチが大の苦手……
イラストだと可愛いし、ポケモンのスピアーはカッコイイけど、本物のハチはダメ。ハチミツは毎日食べてるんですけど。。

出来かけの蜂の巣、なんとか処理できたので、ハチとの対決記録を残します!

ベランダにハチが巣作り

巣が作られたのはベランダの端っこで、最初しばらく気付きませんでした。

私が住んでいる石川県は、雨の多いためお洗濯は室内干しが基本。晴れていても「急に雨が降るのでは?」という懸念があるため、ほとんど毎回部屋干しにしています。(石川県の賃貸は室内干し設備がめちゃ整っているのが最初衝撃的でした)

うちは家庭菜園もしてるけど室内での水耕栽培が基本なので、大型野菜を育てていない時は、ベランダって本当に出ません。

だからあまり出ないベランダの、さらに端っこに異変が起きていること、全く気付きませんでした。
ただ、外出時にアパート近くで「最近ハチがよく飛んでるな〜」とは思っていました。

蜂の巣の発見

晴れた日は室内の植物たちに日光浴させるため、目隠しのレースカーテンもちょっと開ける我が家。そのためベランダの様子はガラス越しに見えるのですが……視界にたまにハチが。

「ハチがベランダに遊びに来てる〜嫌やな〜」などと呑気に思っている私。
しかし相方さんがベランダをじっくり観察し……突然目を見開いて私の方を向いて口を開きます。

ウチに蜂の巣作られてる!」と、衝撃的な発言。

えー! と思って遠目から見てみると、小さい塊……

ベランダ端っこの小さなハチの巣

でも壁の色と蜂の巣の色が似ているので、同化してあまりよく分かりません。。

これは蜂の巣? 本当に? と最初は信じられずにいたのですが、女王蜂が戻ってきてこの塊に「よいしょよいしょ」と何かしてるのを見て、「本当だ……巣だ……」と絶句。。
(私はチキンなのでハチに近付けず、ハチ自体の写真は一枚も撮れていません。笑)

蜂の巣を発見してからやったこと

ハチに刺されたことはないけど、ハチに対してかなりの恐怖心を持っている私。
小さい蜂の巣ですが、気が気じゃなく大慌てです。

ハチの確認

まず気になったのは「あれは何バチだ?」ということ。

いつもハチは視界に入っていたものの、常に直視を避けていたため、何バチかもわからない状態。もし、凶悪なスズメバチだったら……!
近所にはお子さんのいるお家が多いから、大変です。もちろんお子さんじゃなくても、誰かが危害が加えられるようなことがあったら。。

ハチは結構大きめのサイズで、黄色と黒のシマシマは確認していました。だからミツバチやクマンバチではないな〜と。

そうなるとアシナガバチかスズメバチ……?
しっかり確認したいけど、このタイミングでハチはお留守。

確認はいったん後回しにし、最悪の事態「スズメバチ」を想定して駆除方法を調べ始めます。

スズメバチの場合は自力駆除NG!

調べれば調べるほど、わかっちゃいたけど理解の深まるスズメバチの凶暴さ。
駆除しようとしたらほぼ確実に攻撃してくるらしいです。なんて恐ろしい。。

そのため、自力での駆除はNG。必ず知識のある専門の方にやってもらう必要があります。

そうやって調べている最中、はっと思い出したことが。
実は私がまだ小学生くらいのとき、京都の実家にスズメバチが巣を作ったことがあったんです。そのときは京都市に連絡して医療衛生課に対応いただき、保健センターが駆除をしてくれました。

野々市市は蜂の巣の撤去は行っていません

私が住む石川県野々市市でも、もしかしたら市がやってくれる? と期待しながら野々市HPを見たのですが……

 ハチの巣の駆除についてご相談をいただくことがありますが、市では、個人の住宅や敷地内に作られたハチの巣の撤去は行っていません。
 巣が出来た場所(土地、家屋)の所有者または、管理者の責任で行うこととなります。
 巣の撤去は、専門の業者に依頼することをおすすめします(駆除料金は有料となります)。
 なお、業者ですが、「タウンページ」の「消毒業」の欄または、「ハチ駆除」の欄を参照するか、インターネットなどで調べることが出来ます。

野々市市HP/ハチの巣の駆除について
https://www.city.nonoichi.lg.jp/soshiki/7/321.html

……とのこと。
野々市市では蜂の巣の駆除は行っておらず、紹介もしてもらえないようです。。

ハチ駆除の業者を調べると、最安値で8000円ほど。
勝手にハチが作ったのに8000円も……! とヤキモキしながら、野々市市HPの「所有者または、管理者の責任で」というところにピン。

うち賃貸だから、管理会社がやってくれるかも?

管理会社へ連絡

私が契約しているアパートは大きめの管理会社なので、各種問合せフォームが充実しています。
確認するとまさに「虫の駆除」→「ハチの駆除」という依頼フォームが!!

そのフォームではハチの種類を選択する必要がありました。スズメバチもアシナガバチも選択肢にあるので、どっちにしてもやってくれそうな雰囲気。

ホッとしながら、改めてハチを確認することに。ハチもちょうど戻ってきていました。

巣を作っていたのはアシナガバチ

ハチには長い足が。そして全体的にほっそり。
つまり、我が家に巣を作っているハチの正体はアシナガバチでした。

アシナガバチの巣の初期段階

そもそもこういう形の蜂の巣は、アシナガバチみたい。
スズメバチは丸いおどろおどろしい巣で、作り始めの段階でも違いがあるそう。

アシナガバチはおとなしい性格なので自力での駆除もOKだそうです。
でも管理会社がやってくれるのであれば、大人しいといえどアシナガバチも毒性強いらしいし、お願いしようと思ってそのまま問い合わせフォームに連絡を入れました。

……が。

管理会社も駆除はしてくれない

折り返しの連絡があり、アシナガバチの蜂の巣駆除は各自でお願いしているとのことでした。
スズメバチであれば手を打ってくれていたのかもしれません。まぁそうですよねーと思いながらも、「じゃあ問い合わせフォームに何故あるんだ!」と一人でモヤモヤ。
このときの私は苦手なハチとの対峙でメンタルが追い詰められ、ハチなみに攻撃的な性格になっています。笑

でも一人で文句言ってても仕方ないので、自力で駆除をすることに。

蜂の巣の自力駆除

初めての蜂の巣駆除。相手は一匹だし巣はめっちゃ小さいし、比較的おとなしいアシナガバチだし、問題ない……はず。
でも怖いので、直接対峙するのは完全に相方さん任せです。(もはや「ハチとの対決記録」の主人公は私ではありません)

準備したもの

複数のサイトを確認し、準備したのは以下のもの。

  • 殺虫剤
  • 軍手

軍手はちょうど土いじりにも使うからいずれ買う予定だったので、前倒しで100均で購入。ハチに一番近付く部分が無防備なのは恐ろしいので、防護用に。
殺虫剤はなんでも大丈夫だったみたいですが、ハチ用のものをドラッグストアで購入しました。

ハチ・アブ・ダブルジェット

ハチ・アブダウブルジェットという殺虫剤。
amazonとかでも買えます。

結論から言うと効果抜群で、こちらで大満足。

ただ、実はハチってスプレー型で「合成ピレスロイド系」という一般的なハエとかにも効く殺虫剤であればどんな殺虫剤でも良いみたいです。とにかく薬剤に弱いらしいですよ。

夏がくるとやってくる、ハチ以上に私が嫌いな昆虫G。ヤツが現れた時に使える殺虫剤(ゴキジェットとか)にしておけば良かったな〜と少しだけ後悔しています。
無駄にスプレー剤増えるのも、保管に困りますしね。

可哀想に思う気持ちが芽生えるけど、心を鬼に!

準備を始めた辺りから、私の中にほんの少し芽生え始めた気持ちがありました。
倒すために何度も見る蜂の巣では、せっせせっせと、たった一匹で健気に巣を作るアシナガバチ。なんかちょっと「可哀想」かもと。。

でも、この気持ちで放置して誰かが怪我したら大変です。
今は一匹でも大量のハチが今後生まれるのです。自分のベランダにワラワラ……なんて考えたら、恐ろしすぎますよね。
何よりスズメバチほどではないにしても巣に近づいたら攻撃してくるし毒性もあるわけですし、ご近所にも迷惑がかかる可能性が非常に高いです。

ということで、心を鬼にして、いざ駆除!!

打倒・アシナガバチ!

必要なものは揃ったので、あとは駆除するだけです。
戦いは夕方。アシナガバチは夕方におとなしくなるそう。

直接戦う相方さんが長袖の上着を羽織り、軍手をし、殺虫剤を手に。臨戦態勢です。
対するアシナガバチは、何も知らずに巣でじっとしています。

ベランダの戸を開け、身を乗り出す相方さん。いざというとき家の中に戻れるよう、ベランダには降りないまま巣に向かってスプレーを向けます。大体1〜2mくらいの距離。
そして……噴射!

すると5秒くらいで、女王蜂はどこかへ。。ハチは殺虫剤に本当に弱く、数秒当たると攻撃性が失われ、死んでしまうそうです。かなり重装備だったのに、ものすごく拍子抜けしてしまうくらいの駆除でした。
(あれだけ文句言ったけど、管理会社がもし来てくれてたら、絶対恥ずかしかったです。良かった)

落とした蜂の巣

仲間はいないと思われますが、万一のことを考え蜂の巣は落とします。

落とした蜂の巣

ちなみにベランダに作られていた蜂の巣ですが。

ベランダに二つ作られていた蜂の巣

写真じゃ分かりにくいけど、まさかの二つありました。

どっちも小さくて、一つは「作ろうとしたけど、やっぱや〜めた!」って感じの激ミニの巣。
激ミニの方は落とした瞬間にどこかへ飛んで行ってしまいました。

こんな機会は滅多にないので観察することに

蜂の巣を至近距離で

机の上に蜂の巣。ちょっとシュール。

蜂の巣はものすごく綺麗な形です。たった一匹でこうやって緻密に作り上げるんですね。

小さな蜂の巣をじっくり観察

後ろから。

蜂の巣、メッシュ状でものすごく軽いし薄い。なんていうか、ハチの技術力に驚嘆。
こういう巣を見たり触れたりするの、とても面白いですね。ハチは怖いけど。

結構芸術的だし「記念にどっかに置いておこうか〜」なんて相方さんと盛り上がりながら観察を続けているとき、あることに気付いてしまいました。

ちょっとだけ閲覧注意。

ひとつひとつに卵が生みつけられています

たまごを、生んでいます!!!

一つの部屋ごとに一つずつのたまごが産み付けられていました
部屋を作って産み付け、また作って産み付けを一個ずつ繰り返してるんでしょうかね。
最初は小さいし暗いし全然気付かなかったんですけど、光がチラッと反射したときにポツっとしたそれがツヤっとしたので気付きました。

そしてすぐに破棄しました。笑
ハチの卵を置いておいて、一斉に孵化してたらと考えると恐ろしすぎます。もう女王蜂がいないから生きられないだろうけど。。

同じ状況になった方、どれだけ蜂の巣に芸術性を感じても、たまごのこと気を付けてくださいね……!

今回の教訓

まだ女王蜂一匹だけだったので、とても楽に駆除ができました。
今回調べたこと・実践したことで、蜂の巣駆除に関することをいくつか学びました。

蜂をよく見かけると思ったら要注意!

ハチは5月前後から巣作りを始めるそうです。
その時期に「最近、家の近くでよくハチを見るな〜」と思ったら、見かけるハチがたとえ一匹だったとしても、すぐ近くに巣を作ろうとしているかもしれません。
それは自宅の敷地内かも。。

住んでいる市町村によって蜂の巣の対応は違う

住んでいる市が蜂の巣の駆除をやってくれるかどうか、調べておくとすぐに行動できて良いと思います。
スズメバチの巣は駆除してくれる市があったり、全て駆除は各自に任せている市があったり、市の対応は様々。

だいたい市町村のHPには、ハチについて明記されていることが多いと思います。

作り始めに駆除するとすごく楽

今回は相手が女王蜂一匹だけだったので、それはもう拍子抜けするくらいあっさり自力で駆除ができました。この状態だと、数千円払って駆除してもらうより、自力でやった方が圧倒的にコスパは良いです。
むしろ業者さんに頼むとちょっと恥ずかしい思いをしてしまうかも。。

でもハチが複数匹いる状態だと、だいぶ違うはず。
スプレー噴射している方向と逆から仲間のハチが来ていたら……なんて考えると恐ろしい。。

ちなみに複数匹いる状態でも以下の点に気をつければ自力でも駆除できるそう

  • 夕方〜夜間に駆除を実施
  • 駆除時に一斉に巣からハチが飛び立つが、恐れずにスプレーを噴射し続ける
  • 駆除した跡にスプレーを10秒ほど散布(6〜8月に駆除の場合)

こちら、以下「みんなのハチ駆除屋さん」でわかりやすく駆除方法が記されています!

関連サイト

◆ みんなのハチ駆除屋さん
アシナガバチの駆除方法

アシナガバチでも6〜8月辺りの駆除は危険!

上記「みんなのハチ駆除屋さん」のページで記されていますが、6月〜8月はアシナガバチが活発に行動するそう。そのため、近付くと一斉攻撃を受ける可能性があるそうです。

危険を感じたら、自力駆除は可能と言われているアシナガバチであっても、プロの業者さんにお願いしたほうが良いかもしれません。

アシナガバチも毒性強め! 必要以上に近付かない!

これまた上記「みんなのハチ駆除屋さん」のページで記されています。

アシナガバチにも種類がたくさんいて、その中でも一部のハチ(セグロアシナガバチやキアシナガバチ)は毒性が強く、一度ハチに刺されたことがある人はアナフィラキシーショックでの死亡例もあるそう。。
スズメバチだけが危険ではないんですね。

香水や整髪剤などの匂いもハチを刺激するため攻撃の対象になるようです。駆除時は匂いの強いものはつけず、必要以上に近付かないことが大事。
距離をとってからスプレー噴射!

正しい対処が何より大事

アシナガバチの巣は早めに対処しましょう

私の中では「蜂の巣の駆除=業者さんにやってもらうもの」というイメージがありましたが、自分でできる蜂の巣の駆除もありました。今回のようなアシナガバチで初期段階の小さな巣の場合は、業者さんに頼むと笑われるかもというレベルのものでした。

それでももっと巣が大きくなったり、ハチの種類によっては、蜂の巣の駆除ってかなり危険。
危ないなと少しでも感じたら、専門のプロにお願いするのが一番だと思います。

自力でやる場合は特に、下調べがすごく重要!
ハチの習性や気性の荒い時期を理解して、怪我なしで終えるのが何よりも大事です。

とにかく、今回は大きくなる前に発見できて、無事に駆除できて良かったです。