【WordPress】LuxeritasにXアクセラレータは不要かも。OFFにしてみた話

2019年7月24日ブログ関連ブログ関連

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当ブログ「ハニコログ。」は、テーマは「Luxeritas」、サーバーは「エックスサーバー」を使用しています。

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◆ 使用テーマ
Luxeritas

◆ 使用サーバー
エックスサーバー

エックスサーバーには静的ファイルの高速化(キャッシュ)してくれる「Xアクセラレータ」という機能があるのですが……

Xアクセラレータは必要?

Luxeritasにおいてはこちらの機能はOFFにしておいたほうが良いのかもしれないと思うことがあったので、記録しておきます。

Xアクセラレータとは

評判の高いレンタルサーバー「エックスサーバー」に備わっている機能、「Xアクセラレータ」はWebサイトを高速・安定化させるための機能です。
「Ver.1」と「Ver.2」の2種類があります。(現在、パフォーマンスチューニングのためVer.2を選ぶことはできません)

  • Xアクセラレータ Ver.1:静的ファイルの高速化(キャッシュ)
  • Xアクセラレータ Ver.2:静的ファイルの高速化(キャッシュ)+PHPプログラムの高速化
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高速化と同時アクセス数の拡張が行われるという、なんとも魅力的な機能です!

トラブルも発生…

しかし以前「ハニコログ。」でこの設定をONにしたまま更新したとき、とんでもなく厄介な問題が発生したことも。
「ウィジェットの更新が反映されない」「外観カスタマイズにアクセスすると以前の更新内容に戻ってしまう」というトラブルが多発してしまったんです。
詳細は以下の記事をご覧ください。

はっきり「これが原因だった!」とは言えませんが、実際ONにしていると今でもたまに不具合が起き、OFFにすると解消されるので「ハニコログ。の更新」と「Xアクセラレータ」は相性が悪かったようです。

バッファリングの逐次出力?

今だから思う、もしかしたら。
「バッファリングの逐次出力を有効にする」をチェックしているので、これが原因だったのかもしれません。

それでも機能は魅力的

こんなトラブルに見舞われはしましたが、ブログの軽量化・高速化に(これでも)力を入れている私。
更新時以外は特に悪さをしている様子もなかったので、「早くなるならば」と通常時は「Xアクセラレータ」をONにしていました。

外観カスタマイズの更新の度にOFFにして戻すのは面倒でしたが、サイトのスピード改善ってのはブログ運営において必須だと思っているんです。
私自身が重たいサイトはすぐに閉じてしまうので……。
ユーザーの評価、Googleの評価を考えると、「高速化」「軽量化」は優先度が高いことだと思っています。
モバイル表示速度がなかなか上がらないので、どうしたもんか今も模索中なんですけどね。

Luxeritasは「キャッシュ系プラグイン」を入れると重くなる?

ところで、Luxeritas管理画面の「高速化一括設定」に、こんな注意喚起の文言があるのをLuxeritasユーザーの皆さんはお気付きでしょうか。

Luxeritas高速化一括設定の注意テキスト

Luxeritas でキャッシュプラグインを導入すると、むしろ遅くなる可能性があります。

私はだいぶ早い段階から気づいておりましたし、なんなら開発者・るなさんの隠れファンなので開発者ブログもかなり読ませていただいています。目からうろこの、ためになる記事がたくさんなのでついつい日参!
以下記事でも「個人的に使いたくないプラグイン」としてキャッシュ系プラグインを挙げてらっしゃって、「私もいれまい!」と決めておりました。

プラグインによるキャッシュ、サーバーの機能によるキャッシュ

プラグインによるキャッシュはLuxeritasと相性が悪いとわかりましたが、ここで気になるのは、サーバーの機能によるキャッシュ「Xアクセラレータ」がどうなのか。

そこでXアクセラレータについて調べてみましたが、中身的には「キャッシュ系プラグインと重複している部分もある」ということ。
それが具体的に何なのか、どこの部分が重複していてどこの部分がオリジナルなのかに言及している情報は見つけられなかったし、知識がない私にはサッパリです。
公式のマニュアル見ると、単体では特に問題は起きなさそうだとは思うのですが……。

でも「重複」は引っかかるし「むしろ遅くなる」という状態に既になっているのかも。
先日のトラブルも気にかかります。今もONにしたまま更新すると同様の症状が発生する場合があるので。
そのため、「Xアクセラレータどうしようかな?」と今更ながら真剣に考えてみることにしました。

Xアクセラレータの特徴を改めて確認しながら、本当に自分のブログに必要なのかを考えてみます。

Xアクセラレータの「高速化」

Xアクセラレータの一番の魅力はやっぱり「高速化」ですよね。
モバイルの表示速度をあげるのに苦戦している私、やはりちょっとでも早くなるなら使いたいところです。

そこで、ONにした状態・OFFにした状態のPageSpeed Insightsのスコアを検証してみました。

関連サイト

◆ PageSpeed Insights
公式HP

まずはONにした状態。いつもの「ハニコログ。」の状態です。

モバイルで見たときのスピードは「67」です。
かつて真赤な表示だったのでだいぶ改善されているのですが、全く満足できていません。。
このスコアをあげたくて(90前後にしたい)、いろいろ模索中なんです。

PCで見たときは「97」で、全く問題ないんですけどね。

さてさて、それではXアクセラレータをOFFにします。

エックスサーバー「サーバー管理」の「高速化」にある設定項目です。ここから設定対象ドメインを選んで「OFF」にすることができます。(触ったことがなくても、現在はONが標準化されています)

その後、PageSpeed Insightsをチェックすると……

あれ? モバイル表示が「82」……?
XアクセラレータをOFFにしたのに、スコアが15上がっています。。困惑。

PCも若干上がって、ほぼ満点の「99」ですね。

Luxeritas でキャッシュプラグインを導入すると、むしろ遅くなる可能性があります」、これを見るとサーバーの機能によるキャッシュも該当しそうです。

……が、実は翌日に計測したスコアはちょっと戻ってしまいました。

見るたびに多少のスコア変動はありますが、大きく変わるのは何か原因があるはず。
実は上記のスコアに満足して調子に乗り、色々カスタマイズしてしまったので(非表示にしてたのを表示させたり)それが原因、かも……?
もしかしたら、そもそもスコア上昇が「Xアクセラレータを外した」だけでなく他にも要因があったのかもしれません。

どちらにせよ、ONにしているときと今の状態でマイナスにはなっていないので、Luxeritasのテーマを使用している私のブログでは、高速化のためにXアクセラレータを入れる必要はなさそうです。

Xアクセラレータの「安定化」

Xアクセラレータの大きな役割、もう一つが「安定化」です。
同時に大量アクセスがあったときに、安定したパフォーマンスをしてくれるようになるんですね。

一般的にはアクセスが集中すると重くなったりページが表示されなくなることがありますが、それをなるべく安定してくれて、普通に見れるようにしてくれる素晴らしい機能です。

うちは基本的にはすご〜く緩やかに、穏やかに動いているブログです。ごくごくたまに、プチですが「バズる」ということがあります。
普段はリアルタイムユーザーが「0〜5」、多くても10くらいなのですが、バズったときは「100」を軽く超える状況になります。

……でも、大きいブログはもっとたくさんのアクセスがある状態。
今のウチの状態なら、別に「安定化」にそこまでこだわらなくても良いのではないかと思っています。

また、Xアクセラレータがリリースされたのは2018年9月11日。
それより前の2017年に作成された、大変興味深い記事を発見しました。

こちらの記事を書いたわいひらさんによると、リアルタイムのアクセス「972」までサイトはちゃんと表示されていたそうです。
(その後、さすがにアクセス負荷が高すぎて500エラーになったそうですが)

エックスサーバーは「Xアクセラレータ」なしでも優秀であることがよくわかります。
リアルタイムで900なんて、とんでもない数字です。Xアクセラレータがなかったときにそこまで大丈夫なら、なおさら今は「安定化」を考えるときではないんじゃないかなと思いました。

いったん「Xアクセラレータ」はOFFにします

上記を踏まえて、今の「ハニコログ。」はXアクセラレータなしでいいんじゃない? という結論に至りました。XアクセラレータはOFFにしてみます

安定化はもっとアクセスが増えたときに考えることにして、高速化はLuxeritasパワーにあやかり、あとは自分で改善点を潰していくのみ。

おそらく今後、キャッシュ系によるカスタマイズ更新トラブルはなくなると思うので、ガシガシいじっていきます。目指せ、スマホ表示の高速化!