「山科なすびサブレ」スイス菓子 ローヌ〜京都おやつ記録
京都市山科区に住む多くの人に非常に愛される洋菓子屋さんがあります。
それが「スイス菓子 ローヌ」さん。
ここのシュワっとしつつ滑らかなチーズケーキは本当に美味しくて、山科生まれの人はローヌのチーズケーキで育ったと言っても過言ではないくらい。
山科出身の私、実家に住んでいたときに自宅で持ち寄りパーティ開催!ってときは大体ローヌのチーズケーキが3つくらい集結することになるので、小さい頃から人見知りながらパーティを楽しみにしていました。
そんなローヌさんで、山科愛を感じるお菓子が買えます。

ズバリ「山科なすびサブレ」!
京都市山科区の特産品・山科なすびを使ったサブレです。帰省した際、自宅用のお土産として購入。
地元で愛される老舗が作る安定の美味しさでした!
◆ スイス菓子 ローヌ
–公式HP
京野菜のひとつ!京都市山科区の特産品「京山科なす」

山科なすびとは、一般的に「京山科なす」と言われる京都市山科区の特産品。
京都のなす=加茂なすがとても有名なのですが、山科なすも「京の伝統野菜」であり「京のブランド産品」のひとつなんです。
しかも結構、「とても美味しいなす」として名高いお野菜なんですよ!
とても美味しいナスとして明治以降京都の各地に栽培が広がり、昭和のはじめごろには京都市内でで栽培されるナスの6~7割を占めるほどだったようですが、栽培が難しく、秀品率が低かったことや、皮が薄く、肉質も柔らかい上、収穫後綺麗な紫色が褐色に変わりやすいなど流通に適さず、地元消費しかできなかった為、その後普及した千両茄子に転換が進み、一時はほとんどその姿を見ることができなくなってしまっていました。
近年、伝統野菜が脚光を浴びるようになり、山科なすも味の良さが見直されるようになり京都府農業総合研究所等が栽培試験を繰り返し、味をそのままに秀品率を向上をさせるなどの品種改良を経て、現在では「京山科なす」として「京の伝統野菜」に認定され生産の拡大が進められています。また、優れた品質が保証され、安心・安全と環境に配慮した生産方法に取り組んでいるものとして「京のブランド産品」にも認定されています。
京山科なす/京山科茄子/きょうやましななす|旬の食材百科
そんなわけで京都市山科区では山科なすの知名度を上げようと頑張ってらっしゃっていて……
私が山科に帰るたびに、山科なすのキャラできていたり、キャラがまちを占領していたりと、ちょっと愉快なまちになりつつあります。
「京山科なす」を使った「山科なすびサブレ」

外側のフィルムを外したこちらが、山科なすびサブレ(1300円)の箱。
右下にどーんと構えているおじさんのイラストは、昔から変わらないローヌのお馴染みのイラスト。職人気質が伺えますが、実はこちらのモデルであるオーナー・亀丸秀之さんは本当にスゴイ方なんです。
国家で定めた手工業の世界で最も高いと言われている資格「マイスター」を、ドイツとオーストリアウイーンで取得されているんですよ!
日本で数少ないマイスター取得者のひとりなんですって。

サブレは一箱10個入りです。
賞味期限はおよそ半月ほどなので、お土産にも渡しやすいですね。

こちらが山科なすのキャラクター・もてなすくん。最近の山科ではいたるところで目にする子です。
このもてなすくんを外すと……

下側にも、笑顔なもてなすくんがお目見え。

そしてサブレが10個入っていました。
個包装なので、ばらまき用のお土産としてもよさそうです。

各包装にもおやつとお店の名前、亀丸さんともてなすくんのイラストが入っていますし、ローヌのお菓子であることがとっても分かりやすくなっています。

ツヤっとしたサブレ、ま〜るいなすびの形が可愛いですね。
なすび要素は見た目だけじゃありません。山科なすが生地に練り込まれているサブレなんです♪
果たしてサブレとなすびの組み合わせが合うのか。ちょっと疑問ですよね。
ということでいただいてみると、残念ながらなすびのお味はあんまりわからず……(口の中で頑張って探ったら風味が感じられる……ような気がする……というくらい)
サブレ自体が本当に美味しくて、さすがローヌさんだなぁとホカホカした気持ちになりました。
サクッとした軽快な食感の後にホロっとほどける口どけ。風味豊かな味わいなのにクドさが全然なくって、いくらでもいけちゃいそうなサブレです。
なす感は少ないので、なすが苦手なお子さんとかでも食べられるのではないでしょうか!
ごちそうさまでした
こちらのサブレ、京都薬科大学近くにあるローヌ本店でも購入できますし、山科駅前のラクトB1Fのお店でも購入できます。
本店は地元民なら行きやすいけど、観光とかでは駅から結構歩かないといけないので、駅前で買えるのはありがたいですよね。
山科なすびサブレは地元山科を盛り上げようと、オーナー自らが考案されたそうですよ。
石川移住して京都山科を離れた私ですが、山科への愛は薄れていません。また帰省した時はお土産や自分用に購入したいです!
ちなみに箱の一番下に、お菓子の説明も一緒に入っていました。
ふむふむ。と読んでいくと……

山科なすびをスライス処理して、オーブンでゆっくり乾燥させたら、なんかもうサブレになっている!?
と、ちょっと端折られた説明にクスッと笑ってしまいました。
関西らしいユーモアさ。こういうの好きなのでなんだか癒されましたね。
ごちそうさまでした!
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