Switch故障して修理に出したらデータが全部消えてしまった話
最近長らく私の相棒となってくれていた、Nintendo Switchが故障してしまいました。
バッテリー絡みの症状だと思ったので、わりかし軽い気持ちでメーカーのサービスセンターへ修理をお願いすることに。
後日連絡が入り、調査の結果「メイン基板が故障していた」ということで、基板交換修理が必要=データも全部消えちゃいますよ、とのこと。
この記事は私のショックな気持ちを吐き出すと共に、「修理出すとデータ消えちゃうことがあるんだよ!」とゲーム好き仲間であるみなさんへの周知が目的。
そして故障の症状〜修理までの流れと、「セーブデータ消えるのは絶対イヤだ!」と戦慄したゲーマーさんへ対策方法を残した記事です。私の屍を超えてください。
Switchの故障時の症状
私のSwitchは、2017年頃から愛用しています。
故障した2022年までの5年間、毎日使っていたかというとそういうワケではなく、下手したらSwitchを全く起動しない年もあったんじゃないでしょうか。
そんな私がSwitchを再度ガッツリやり始めたのは2021年末頃。
そこからあつ森やゼルダにハマり、モンハン:サンブレイクにも手を出し、毎日のようにSwitchをプレイしていました。
異変があったのは2022年8月に入ってからのこと。
モンハンがようやくマスターランクに挑戦!ストーリーも佳境!というタイミングです。
バッテリー残量が15%から増えず充電できない
ゲームによって、テレビモニター出力とポータブルでのプレイを使い分けていた私。
ある日モニタープレイを終え、ポータブルプレイに切り替えようとSwitchをドックから持ち上げたところ……
「バッテリー残量:15%」で真っ赤っか!
「充電してください」の文字もテカテカと表示されています。
本来モニター出力中は充電しながらゲームができるものなので、ポータブルにした瞬間に充電ができていないのはおかしいですよね。
おかしいなと思いつつ、この日は全てのゲームをモニター出力でプレイすることに。
(モニター出力では、充電量が少なくても問題なくプレイできました)
しかし翌日も翌々日も、ずーっと全く同じ状態。いくら置き直してもバッテリー残量が15%より増えないし、ドック置き充電じゃなく直接アダプタを差してもダメでした。
ゼロになることもないのでモニター出力なら普通に遊べるものの、充電だけできない状態が続きます。
そこで私が試したことは、Switch本体の再起動。
機械に起こる不具合の8割型は再起動したら大体直るという経験則から、電源オプションから再起動してみました。
これが最悪の事態を引き起こします。。
電源が入らなくなる
再起動。つまり一度完全にシャットダウンしてしまうわけですが、そのあと私のSwitchは暗くなった画面から一向に復帰しませんでした。
待てど暮らせど、数分経っても画面がつきません。
おかしいなと思い、電源をポチッと押してみると……
一瞬ロゴが映って。
すぐに真っ暗。スンっ。
久々に起動してバッテリーが少ない状態のときの挙動だったんです。
私は原因がバッテリーにあると考えました。
きっと15%以上充電できないくらい、劣化しちゃってるんだろうと。
だからSwitchも「電池ないよ!」と起動してくれないんだと。
しばらくSwitchのゲームはお預けだな……と落胆しつつも、バッテリー交換くらいで済むだろうと思いながら、軽い気持ちで早速サービスセンターへ修理を依頼することに。
サービスセンターへ修理依頼(修理の流れ)
まずは任天堂HPで、「Q&A(よくあるご質問)」をガッツリ読み込みました。
示されたことを全部やった上で、それでもやはり直らなかったので、そのまま案内に沿って修理を依頼。
定額保証サービス「ワイドケア for Nintendo Switch(いつでも加入できる修理保証サービス)」に加入している場合としていない場合で、申し込み方法が違います。
故障時に私は加入していなかったので、メーカー修理の「オンライン修理受付」から申し込みました。
オンラインで依頼すると5%割引になるのでちょっとお得です。
流れは全部修理ページに書かれているので細かいところは割愛しますが、ざっくり以下の感じ。
荷物の送付・受取以外は全部オンラインでのやり取りです。
- オンラインで修理依頼
- 任天堂サービスセンターに修理品を送る
- 到着メールが届く
- 翌日以降、修理代金の見積もりが届く
- 見積もりを確認して支払い手続きをする
- 修理してもらう
- 受け取り
修理依頼時のお知らせメールで「修理品到着から見積もりまでは5営業日以内」と書いてありましたが、到着翌日にお見積りをいただきまして。
タイミングもあったと思うのですが、とっても迅速に対応いただきました。
もちろん感謝!なんですが……
このお見積りには、こんなことが書いてあったんです。
本体メイン基板の故障により、ご依頼の症状となっておりました。以下の費用にて交換修理させて頂きます。故障の影響で、本体保存メモリ内のデータをお移しすることができませんでした。初期設定からのご登録をお願い致します。
オンライン修理受付ページより
今回の故障はバッテリーじゃなく、本体メイン基板のものでした。
金額的には割引後価格で12,540円(+片道分の送料)という痛い出費ではありますが、それ以上に「本体保存メモリ内のデータをお移しすることができませんでした」の文言がグサリ。
Switchって、セーブデータはSDカードやゲームカードじゃなく本体に保存されているんです。
つまり、今までやってたすべてのゲームのセーブデータがオジャンなわけです。
見積もり〜Switchが我が家へ帰還するまで
ここで修理せず返してもらうこともできますが、私はデータ消去も承知の上で、修理してもらうことにしました。起動しないSwitchは何の意味もないですからね。
(公式修理でなければセーブデータを残したまま直せる可能性もあるそうですが、一度でも公式外で修理してしまうと公式修理はしてもらえなくなっちゃうそうです。自己責任)
Web上で修理依頼の確定して支払い方法手続きをすると、いよいよ修理作業に入ってもらえます。
決済完了メールには、出荷予定日として決済日から5〜8日ほど先の日付が記されていたのですが、翌日には出荷連絡のメールが届きました。
繁忙期には時間がかかってしまうようですが、そうでもないときは非常に迅速なご対応のよう。
修理に出した日から到着まで、今回なんと1週間以内でした!
到着したSwitch。
プチプチに包まれたSwitchと共に入っているのは説明や明細書やら。
メールに記載されていた通りの金額と、注意書き。
電源をポチッと押したところ、無事起動!
当然のように始まった初期設定(言語とか、アカウント連携とか)の登録を終えると……
まっさらになったSwitch。
記憶喪失になってしまったSwitchと、またイチから思い出を作っていきます。。
修理時にデータが消えちゃうことがある!
Switchは修理時に、データが消えちゃう可能性があるんですね。
これ、実は公式発表もあったようです。
努力はしていただけるのですが、だめな場合もあるそうです。
そして私のSwitchはだめな場合でした。
セーブデータが消えないための対策!
まず、セーブデータを物理的にバックアップを取ることはSwitchの仕様上できません。とても残念ですが、SDカードなどにローカル保存したりはできないんです。
できることはただひとつ。
有料の「Nintendo Switch Online」に加入すること。
オンラインプレイをする際には加入必須のサービスですが、実はセーブデータお預かりサービスもあります。
そのため今回のように故障して修理に出してセーブデータが消えてしまった場合でも、修理後に預けたセーブデータをダウンロードすることができるんです。
私は複数人プレイが醍醐味であるあつ森やモンハンのようなソフトをやっていたくせにソロプレイしかしてないので、Nintendo Switch Onlineに加入していませんでした。
大変悔やまれます。。
特に今回の故障の場合、再起動前にはプレイができる猶予時間がありました。
そのときに万一を考えてサッと加入しておけば、いくつかのデータを守ることができたんですよね。
セーブデータお預かり非対応タイトルに注意!
公式HPに記載がありますが、セーブデータお預かりサービスには非対応タイトルもあります。
残念ながら、こういったタイトルは諦めるほかないようです。
『スプラトゥーン2』『1-2-Switch(ワンツースイッチ)』『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』『ポケットモンスター ソード・シールド』など、一部「セーブデータお預かり」に非対応のタイトルがあります。非対応タイトルについては、ニンテンドーeショップの商品ページでご確認いただけます。
セーブデータお預かり|Nintendo Switch
ただ、お預かり非対応であってもソフト独自にバックアップ・復元するサービスを行なっているものもあるそうです。(あつまれどうぶつの森など)
とはいえこちらもNintendo Switch Online加入者向け。
なんにせよ、非対応タイトルは諦めざるを得ないようですが、被害を最小限にするにはとりあえずNintendo Switch Onlineに加入するほかないようです。
今回学んだことと感じたこと
そんなわけで、今回のSwitchの故障によっていろいろ思うことがありました。
情報収集は大事!まずは行動ではなく、情報を集める!
今回、自身の経験則から「とりあえず機械の不調は再起動!」と何も考えず行動してしまいましたが、事前に「データが消えることがある」と知っていれば、事前に対処できたこともあります。
(Nintendo Switch Online加入しておくとか)
公式Twitterでも「修理でデータが消えることがある」と公表されていましたし、最近離れていたTwitterも再開した方がいいなぁと思いました。(ということでリハビリアカウント始めました)
まずは自己判断での行動より先に、情報収集!
意外と精神的ダメージは少ない(と思い込む)
任天堂サービスセンターからデータについてお知らせを受けたときは悲しかったのですが、いざイチからプレイすると楽しいので、ダメージは意外とそんなに無い……と思い込むことも精神衛生上、大切なことかも。
データ消えるのってショックで情緒不安定になりがちなんですが、消えてしまったものは仕方がないので、切り替えしないとゲーム生活以外にも影響が出かねません。
もともとお気に入りゲームは何度も最初からプレイする派だったので、良い機会だったと思い込むようにしています。
ちなみにSDカードのデータは一部消去されますが、ゲーム内で撮影した画像は残っていました。
思い出は消えない!
Nintendo Switch Online加入検討
セーブデータを絶対に消したくない!という場合は、Nintendo Switch Online加入必須です。
と言いながら、私はまだ検討段階。
さすがに修理出したところだししばらく大丈夫かなぁと(油断)。今もしデータが再び消えても、まだそんなに痛い時期ではないですしね。
基本ソロプレイなので、ちょっと様子見したい。
とはいえファミコン・スーファミのソフトが100本以上できるのも魅力的ですよね!
月300円くらいだと安いので、今ハマっているゲームが落ち着いたら加入するかと思います。
ワイドケア for Nintendo Switch
定額の修理保証サービス「ワイドケア for Nintendo Switch」の存在を知れたのも今回の大きな収穫。
月額200円or年額2000円(保証期間外なら年額プランだけ)で、年間合計10万円分の修理費用を保証してくれるサービスなんですって!
購入時期を問わずいつでも加入できるし、故障中は加入できませんが、任天堂で修理完了後なら一度壊れたものでも加入できるそうです。まさに今の私のSwitchですね!
ちなみに修理完了後は3ヶ月以内に同じ箇所にトラブルがあった場合、無償で修理してくれるそうです。
ですので、その期間完了後に加入してみようかなと検討中です。
SwitchってJoy-Conが結構壊れやすいので、ちょっとでも不調だな〜と思ったときに対応してもらえたら結構オトクですよね。
リスクヘッジは大事!◯◯派なんて言ってられない
よく言われる「きのこの山・たけのこの里論争」みたいな感じで、「任天堂派」とか「SONY派」とか分かれることがあると思うんですが、故障した時に全てのゲームのデータ消えるのは耐え難いものです。
最近はSwitchでも任天堂でも同じゲームが発売されることも多いですが、やり込み度が高い系のゲームは特に、それこそ各ハードに分散してやることが大事だなぁと思いました。
そう、つまりはリスクヘッジ!
Switchのデータが消えて、私が心底ホッとしたのは「ドラクエビルダーズはPS4版やっててよかった〜」でした。熱意が高まっているものがゼロスタートになると、完全に心が折れていたかも。
最後に抱負
ということでNintendo Switch Onlineやワイドケア for Nintendo Switchについて加入を検討しつつ、SwitchとPS4/5をまんべんなく楽しむことでリスクヘッジ。
今後も楽しくゲームをしたいと思います。
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