2019年第68回 金沢百万石まつりに行ってきた!
毎年6月に行われている金沢の伝統的なおまつり「金沢百万石まつり」、今年は2019年6月1日に行われました。
おまつりでは金沢駅前〜金沢城公園までかけて、武者行列や様々なパフォーマンスが行われます。
2019年の今年は前田利家公役を加藤晴彦さん、お松の方役を藤本美貴さんが扮しました。
今回初めて行った「金沢百万石まつり」は「みんなが参加している」という感じが強く、大きなおまつりなのに距離がとても近くてものすごく楽しめました!
約400年前にタイムスリップした金沢を、じっくり堪能しました(*^^)
◆ 金沢百万石まつり
–公式HP
金沢百万石まつり
金沢百万石まつりは、加賀藩祖・前田利家公が金沢城に入城し、金沢の礎を築いた偉業をしのんで毎年6月に開催されているお祭りです。
前日と翌日にも祈願祭や茶会などのイベントはあるようですが、やはりメインは百万石行列〜入城祝祭!
そのため、今回は「百万石行列」中心に見てきました!
(途中私がいた位置的に見れなかった演技があったため、金沢城公園で行われた入城祝祭もちょっとだけ行きました)
ちなみに毎年前夜に「灯籠流し」が行われていたそうですが、2018年に灯籠が燃えて消防車が駆けつける事態になったらしく、今年から中止になってしまったようです。。
百万石行列
いつも車やバスが常に走っている金沢駅前通りが会場となり、金沢駅の鼓門から金沢城公園に向かい、様々なパフォーマンスが行われる行列。
子供〜大人まで、金沢に住む人たちや金沢で働く人たちなど、金沢に所縁のある方がたくさん行列に参加されています。
私は今回、駅と近江町市場のちょうど真ん中あたりの沿道にスタンバイ!
ウロウロして場所がなくなったら困る……と、今回は初めて見るということもあって、最初から最後まで同じ場所で見ることにしました。
始まる前にパンフレットが手元に!
出発式が14時から金沢駅で行われ、14:20〜パレードが始まります。
14時過ぎにスタンバイした私。少しすると、ボランティアスタッフの方がパンフレットを配布してくださいました。
かなりの人数なのに、行列待ちをしている一人一人に手配りしてくださるんですよ!
こういうところも「優しさ」を感じますね、金沢……!
そしてこのパンフレットのおかげで、おまつりを最大限楽しむことができました。
具体的に「次何があるのか」「どういった演目なのか」「あとどれくらいなのか」などが分かると、気持ちの入り方が全然違いますね。
そんなこんなでパンフレットを読みふけっていると、太鼓の音が市内に響き渡ります。金沢駅で出発式が始まった様子。
先導隊
太鼓の音が鳴り止んで少しすると、賑やかな音楽が徐々に近付いてきます。
音の出処はこの時点ではまだわかりませんが、先導隊がついに目の前に!
行列、始まりました!!
音楽パレード
先導隊のすぐ後、吹奏楽隊とバトン隊が演技をしながら行進です。
小学生〜高校生、陸上自衛隊の音楽隊も、賑やかな曲を演奏して場を盛り上げてくれます。
さきほど聞こえてきた音楽は、吹奏楽隊の演奏でした!
バトン隊の演技も、すごく華麗!
くるっと回ってバトンキャッチ。
複数のバトン隊それぞれ衣装や演技に色があって、見ていてすごく引き込まれました。すごすぎる……!!
獅子舞行列
うっとり眺めていたパレードですが、この辺りからちょっと雰囲気が変わってきます。
続いてやってきたのは獅子舞行列。金沢市内にある5つの「獅子舞保存会」が参加されていて、獅子舞の行進がありました。
そして、獅子舞を倒すパフォーマンスも!
実はこのパフォーマンス、ちょうどふたつの獅子舞保存会の間に立っていた私、獅子舞の後ろ姿しか見れず……
でも雰囲気はバッチリ伝わってきました。
薙刀や剣で獅子舞を倒す戦士たち! 格好良かったです〜。
(ちょっとモンハンとか戦国無双とかやりたくなった)
加賀とび行列
続いて、金に輝くまといとはしごを持った、消防団の行列!
このまとい、すごく軽々持ってらっしゃるんですけど、7kgあるそうです。すごい……!
で、またまた残念なことに加賀とびの演技もここでは見れずでした。。
パンフレットにバッチリ「どこで演技をするか」は書いてあるので、場所移動すれば良かったかも。
でも後々、金沢城公園で見ることができました!
こちら金沢城公園で見た加賀とびのはしご技です。
最初見てる時は、不安定なはしごがフラフラ揺れている中で「落ちるのでは」とかものすごくヒヤヒヤしたんですが、見事な技を連発されるうちにすっかり見入ってしまいました。
技が決まるたびに、「おぉ〜」とついつい声が出ちゃいます!
尾山神社御鳳輦
尾山神社の、御鳳輦の行進です。
御鳳輦、「ごほうれん」と読むそうです。読めなかった。
子供奴行列
子供達の奴行列!
大きな声を上げながら堂々と、すごく立派な行進をされていました。
珠姫神輿入れ行列・あやめ隊
徳川2代将軍秀忠の娘、珠姫が利家公の四男にあたる3代藩主利常公にお輿入れしたことを記念した行列だそうです。
珠姫役は小さな女の子、利常公役も小さな男の子!
沿道に向かって手を振ってくれて、ものすごく可愛かったです♪
大人奴行列
真っ赤なお顔の奴さんの行列です。
毎年ユニークな化粧と動作で、観客の人気を集めるそうです。
この日も、すごく盛り上げてくださいました。
お松の方行列
利家公と結婚したお松の方。毎年様々な女優さんが扮するそうですが、今年は藤本美貴さんがお松の方役。
カメラ目線いただけました(*^^)すごく綺麗〜!
沿道からは「ミキティー!」と呼びかける声が飛び交っていました。笑
四代、五代藩主行列
甲冑をきた方々の武者行列!
最初から興奮状態の私でしたが、このあたりから特にテンション上がっていました。
勇壮な行進に目は釘付けです!
頭のてっぺんから足元まで完全に扮装されているので、本当にタイムスリップしたみたい。
加賀八家老行列
「加賀八家」と称され、藩政を支えてきた年寄の行進。
みなさん凛々しくて、かっこいい……!
表情は笑顔でやわらかいですが、オーラから威厳を感じます。
前田利家入城行列
百万石行列のメイン、前田利家公の行列です。
今年の前田利家公役は、俳優の加藤晴彦さん!
白馬に乗った加藤晴彦さん。かっこいいですね!
沿道両側に視線を向けてくださったり、途中で立ち止まってくださったり、サービス精神旺盛な利家公でした。
そして写真を撮ろうとする人がブワッと波のように押し寄せて、すごい光景。大人気……!
実は利家公が金沢に入城した時と、今の加藤さんは同い年なんですって。
お役ぴったりですね。
赤母衣衆
赤母衣衆は「あかほろしゅう」と読むそうです。読めなかった。。
利家公が信長に仕えていた時代、赤母衣衆の筆頭としても活躍されていたそうです。
騎馬隊すごくカッコイイ!
そんなこんなで、百万石行列はここで終了です。
タイムスリップを味わえる行列
先導隊〜赤母衣衆まで、全行列が目の前を行進するのにおよそ2時間!
2時間って結構長く思いますが、実際に見ていると見入ってしまうので、あっという間のことでした。
行列に参加されている方は、金沢駅〜金沢城公園までずーっと演技されます。
私はよく金沢駅から金沢城公園まで歩くんですけど、まっすぐ歩くと約30分くらい。それを暑く照りつける太陽の下、練り歩いて立ち止まり、演技をし……かなりの長い時間パフォーマンスをされていたんだと思います。
本当にみなさまお疲れ様でした!
地域の方がこの日に向けて一丸となって一生懸命準備され、そしてこの日を迎えたんだなぁと思うと、私は行列に参加していないのにちょっと感慨深いです。
金沢市全体で作り上げるおまつり、とても素敵でした。
夜は「百万石踊り流し」という、みんなでひたすら踊るイベントも。
盛り上がりがすごくてテンションMAX! 見ているだけでも楽しい気分に♪
おなじみの企業さん(スタバのみなさんもエプロン着て踊ってらっしゃいました!)が大勢で踊ってらっしゃると、より親しみやすく感じますね。
企業や学校だけでなく、飛び入り参加もできるみたい。
私も百万石踊りを踊れるようになって、いつか参加したいです。踊らにゃそんそん!
◆ 金沢百万石まつり
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