春の「毘沙門堂」〜樹齢150年を超えるしだれ桜がとても綺麗♪
JR京都駅から一駅隣の山科駅にある天台宗の寺院「毘沙門堂」は、春には桜、秋には紅葉を楽しめるスポットです。
桜も紅葉も大変見事なのですが、他の観光スポットほどの知名度がないせいか、混雑しにくい落ち着いたところです。
そんな山科の毘沙門堂で、一人のんびり桜を楽しみました♪
◆ 毘沙門堂
–公式HP
京都山科の毘沙門堂
山科駅から歩くこと15分〜20分ほど。結構な坂道なので、タクシーを利用される方もいらっしゃるようです。バス等はありません。
移動する途中にも、桜の名所として知られる琵琶湖疏水の桜×菜の花が楽しめたり、道沿いや各お家の庭にある綺麗な桜を眺めることもできます。
↑は下りの時に撮影した、道沿いの桜です。
毘沙門堂には毘沙門天が祀られており、商売繁盛・家内安全にご利益があるといわれています。
歴史が深く、703年に創建されて以降、数度焼失してしまったお寺ですが、1600年代に現在の場所に移築が完了して今に至ります。
地元民からは「毘沙門さん」と呼ばれて親しまれている、山科が誇る寺院です。
毘沙門堂門跡碑〜仁王門
駅から5分ほど東へ向かったら、後はずーっと北に向かって坂道を登り続け、ようやく毘沙門堂へ到着すると「毘沙門堂門跡碑」が迎えてくれます。
この入り口から既に、外界から遮断され自然の中に迷い込むような感覚に。
姿は見えませんでしたが、ウグイスのさえずりが綺麗に響き渡っていました。平日だったこともあって、人の話し声も聞こえてきません。
そして緩やかな石段……と思わせての、奥にそびえる急な石段。笑
手すりを持たずに登ると、ちょっと怖いです。
こちらを登った先の門が仁王門。市が指定する有形文化財のひとつです。
登りきって見下ろす景色はこんな感じ。本当にかなり急です。
でもこの木々に囲まれた中を登っていくのは、結構気持ち良い!
ちなみに階段は登れないという方も、実は左側の坂道をそのまま上がっていくと、別の入り口から参拝することもできます。
境内のソメイヨシノと山桜
仁王門から入ると、早速桜が!
本堂を囲む透塀のところにも。朱色と桜が映えますね。
いずれも満開!
そして前述の、坂道を登ってたどり着く仁王門以外の別の入り口。
駐車場の入り口なのですが、こちらから入った場合にも綺麗な桜が出迎えてくれます!
一般的には毘沙門さんにお参りする際は仁王門から入り、こちらから出るという流れになる場合が多いので、桜が見送ってくれることになりますね。
樹齢150年を超えるしだれ桜
毘沙門堂の境内にある、宸殿。
この前に立つのは樹齢150年を超える立派なしだれ桜!
ものすごく立派で、かなり下がらないと全体が撮れません。
地面についてしまいそうなほど、枝垂れています。
水火天満宮のしだれは紅枝垂れだったので「鮮やかな桜のシャワー」という感じでしたが、こちらはほんのりピンクの「優しい桜のシャワー」という感じ。
幻想的な風景に心は奪われっぱなし。撮影タイム&見惚れるタイムが必要で、何度も訪れているのに、今回もなかなか去ることはできませんでした。
桜の隙間から見える宸殿。雰囲気も良いです。
春の御朱印
毘沙門堂はとにかく御朱印の種類が多いです!
通常の御朱印の他に、毎年季節ごとの御朱印を複数いただけます。
私は毘沙門堂が大好きで、京都に住んでいた頃はお散歩がてらにも度々訪れていました。石川に移住して気軽には立ち寄れなくなったこともあり、せっかくなので今回、初めて毘沙門堂の御朱印をいただくことに。
平成31年の春の御朱印(書き置き)です。桜の吉祥さん!
大変華やかな御朱印です。こちら、通常の御朱印帳にぴったりのサイズのため、最近よく見かけるポケットサイズの御朱印帳ははみ出してしまうので要注意です。
ちなみに、平成30年復刻版もいただけるようでした。
10種類ほどの御朱印があって、かなり悩んでしまいました。。笑
優しい桜、自然あふれる毘沙門堂
山の中にある毘沙門堂、道は整備されているものの、坂道や20分の徒歩が難しいと行きづらいかもしれません。
でもこの地だからこそ、喧騒を離れて自然あふれる静かで素敵な空間の中でゆっくりすることができます。
毘沙門堂に向かうまでの間にも琵琶湖疏水や道沿いの桜に出会えるので、たくさんの桜を楽しめます。そして、本当に立派なしだれ桜に包まれる感覚。
心が疲れた時にすごく行きたくなる、優しくて大好きな場所です。今年も行けて良かった! 桜が見頃のベストタイミングで、さらに良かった!
紅葉も本当に綺麗なのでまた観に行きたい。
追記:2019年秋、紅葉も観ることができました!
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