素敵な雰囲気、素敵な音色♪「金沢蓄音器館」で癒しの時間

2019年11月6日お店・スポット石川県,金沢市,文化施設

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SNS等でとっても素敵!とよく見かける「金沢蓄音器館」へ行ってきました!

金沢蓄音器館

大正ロマンを感じる重厚で素敵な雰囲気の建物に、見ただけでもかなりの価値あるだろうなと察するような数多くの蓄音器など、豊富なコレクション。
聴き比べや視聴も出来て、素敵な暖かい音色に思わずうっとり。

スタッフさんもとてもお優しい方ばかりで、気持ちよく癒しのひとときを過ごせるところでした(*^^)

今回行ったところ

◆ 金沢蓄音器館
公式HP

金沢蓄音器館

金沢蓄音器館の外観

たくさんの蓄音器やレコードが保管・展示されている「金沢蓄音器館」は、バス停「尾張町」or「橋場町」から徒歩3分ほどのところにあります。

駐車場は泉鏡花記念館との共有で8台分あるそうですが、数が少ないので施設側は公共交通機関の利用を推奨されています。

とにかくコレクションの多い施設ですが、びっくりするのは開館した背景。
以下、公式HPからの引用です。

初代の館長は、音楽を通じて地域文化に貢献したいと、戦前から蓄音器店を開いてきた八日市屋浩志氏です。次第に手回し式の蓄音器が姿を消していった昭和50年代のある日、無造作に捨てられている蓄音器を見て心を痛め、「直せばまだ鳴る…」と、そのときから収集をはじめ、修理し、気付けば蓄音器540台、SPレコード2万枚もの山蓄コレクションとなりました。その後金沢市が譲り受け、2001年7月金沢蓄音器館が開館しました。

https://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/gaiyo/index.html
(当館の概要/金沢蓄音器館HP)

蓄音器540台、SPレコード2万枚ってすごい数です……!
これを施設が収集したのではなく、個人が収集したというからビックリ。

貴重なコレクションを見学させていただけるのは、とってもありがたいです。

入館料は一般で310円とお手頃価格、そして高校生以下はなんと無料!

気軽に音楽の歴史・文化に触れ合えるのは嬉しいですね。

大正ロマンを感じる館内

大正ロマンを感じる館内

館内の写真はたくさんネットでシェアされているため問題ないだろうと思いつつも、ちゃんと受付で撮影について確認。するとOKをいただいたので喜んでカメラを準備!
……と思いきや、館内には「撮影禁止マーク」が。。

しかしその場にいらっしゃったスタッフさんにお聞きしてみると、音色聴き比べ中は撮影・録音・録画はNGとのことですが、撮影して大丈夫だとおっしゃっていただいたので遠慮なく撮らせていただきました。
ただし個別で展示物単体に撮影NGと指定されているものもありましたので、行かれる方は確認・チェックしてから撮影してくださいね!

館内、展示されているコレクションも素晴らしいのですが、全体も大正ロマンを感じるとっても素敵な雰囲気。

階段も素敵です

階段の踊り場ですら、ステンドグラスと可愛らしい照明に思わす見とれてしまいます。

館内は3F建てで、1Fは受付とミュージアムショップ、そしてミニコンサートが開かれる小さな多目的ホールがあります。自動再演ピアノも日曜日のみ、演奏が行われるそうです。

そして2F・3Fに展示や聴き比べができるコーナーがあります。

蓄音器のコレクション

蓄音器が並びます

さすが蓄音器館というだけあって、蓄音器のコレクションがとにかく豊富!

天井に届きそうな大きな蓄音器

蓄音器がズラリと並ぶ光景にも、人より背丈のある大きな蓄音器にも、全て圧巻の光景です。
いずれも年代を感じるものばかりで、「高いやろなぁ……」と率直な感想がポロリ。

ラッパ型のもの、トランク型のもの、フロア型と呼ばれる高級な食器棚のような見た目のもの。

蓄音器と言っても、本当に様々な種類があるんですね。

蓄音器の聴き比べ

金沢蓄音器館では毎日「11時・14時・16時」からの計3回、蓄音器聴き比べが出来ます。

しかし実は私が今回訪れたのは11時過ぎで、聴き比べが終了したのとほぼ同時くらい。。

この聴き比べがかなり素晴らしいらしいので、蓄音器館に行く方はこの時間に館内にいれるように行くのがベストです!

聴き比べできるところ

こちらで、並んでいる椅子に座って聴き比べ。かなりの至近距離です。
様々な蓄音器の音色を聞くことができるそう。

今度私もリベンジしなければ。。

しかしスタッフさんたちが本当にお優しく、代わりに別の蓄音器を奏でてくださいました。
「もう壊れたら修理できないものなので、長くはお聴かせできないですが……」と少し鳴らしてくださったんですが、そんな貴重な音色を聴かせていただくなんて!

思わず感動。。

蓄音器によって音色や音量は異なるのでしょうけど、私が聴いたものは身体中に響き渡るようなインパクトのある重厚な音でした。

紙製と木製と鉄製の蓄音器

また、「鉄製」「木製」「紙製」の蓄音機があり、そちらはそれぞれボタンを押すことでいつでも自由に聴き比べできます。(蓄音器聴き比べタイムでもあったみたい)

紙製の蓄音機があるなんてビックリ!
それぞれ全く音色が違います。でもどの音も個性があって、素敵。

じっくり3つの音色を聴き比べていると、ちょっと某TVの「格付けチェック」をしている気分。笑

館内にはいくつかこうやってボタンを押して再生できる箇所があるので、じっくり見て回れます。

蓄音器の音色は暖かさがあって癒されますね。じっくり聴きたくなっちゃいます。

SPレコードのコレクション

これまた圧巻なのが、SPレコードのコレクション展示。

SPレコードのコレクション

壁一面にズラリと並ぶSPレコード!
レトロなレコード、一枚一枚異なるものなのでとても見応えがあります。
映像での紹介も複数あり、全部見ようと思ったら結構な時間が必要。

ちなみにビックリだったんですが、レコードって円盤状を想像しますよね。でも、蓄音機が発明されたときのレコードって筒状だったそうですよ!
蝋やセルロイドで作られていたんですって。

蓄音器やレコードの歴史を学べて、色々勉強になりました。

LPレコードのリスニングコーナー

LPレコードのリスニングコーナーもあります。

LPレコードのリスニングコーナー

これまたものすごい数のレコード!
聴きたいレコードを、自由に聴くことができます。

中島みゆきやビートルズなど懐かしい時代でありつつ、今でもよく聴く機会のあるレコードもありました。
馴染みの曲をいつもと全く違った音質で聴けるのは嬉しいですね。

ただ量が本当にすごいので、あれもこれも聴こう……と思ったら、何度通っても時間が足りません。

童謡のレコードもあります

童謡のレコードもたくさんあるので、お子さんも喜びそうです♪

見ても聴いても幸せな蓄音器館

雰囲気の良いおしゃれな空間で、じっくり素敵な音色に癒されました。
蓄音器の歴史も学べてとても良い体験ができました。

蓄音器の聴き比べができなかったことだけが残念なので、開始時間に間に合うようにまた行きたいと思います。

とにかくスタッフさんがお優しく、その点も感動しました。
来館したお客さんひとりひとりに対して話しかけられていて、「なんでも聞いてくださいね」と笑顔で対応してくださいましたよ。
貴重な蓄音器を鳴らしてくださったことも本当にありがたかったです。

この辺りは文化施設が密集していますし観光地も近いので、文化施設巡りにも、観光ついでに訪れるのも良いですね(*^^)

今回行ったところ

◆ 金沢蓄音器館
公式HP

開館時間:10:00~17:30(最終入館17:00)
休館日:年末年始
住所:石川県金沢市尾張町2丁目11番21号/バス「尾張町」「橋場町」から徒歩3分
電話番号:076-232-3066

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