【雪すかし】初心者が学んだ雪かきに挑むときの注意点!

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石川県に移住して3年目を迎えたばかりの2021年1月。
北陸地方を襲った大雪で、私は生まれて初めての雪かきを経験しました。

このとき初心者まるだしの失敗をしてしまったり、準備不足があったり、いろいろ反省点が見つかりました。
雪かきに慣れた先輩たちの動きを見て、学んだこともありました。

雪かき初心者

今年の雪かきシーズンを前にして、去年学んだことを記します。
私のように、石川県をはじめ雪国と呼ばれる地域へ移住される初心者さんの参考に、少しでもなれば!

石川県で聞く「雪すかし」=「雪かき」のこと

まずはじめに「雪すかし」という言葉について。大体予想はできますが「雪かき」のことです。

私は「雪すかし」を石川県に移住して初めて耳にしたり、目にするようになりました。
雪かきをしたことがない地域から移住してきたので「私は雪関連の言葉にまだまだ疎いんだな〜」とぼんやり思っていたのですが、こちら石川県の方言(石川県と一部の富山県で使用される言葉)だそうです。

「雪すかし」、つまり「雪かき」のことですが、
意外と方言だということを知られてません。
使われているのも石川県と、富山の一部地域のみという範囲の狭さです。

雪すかし/金沢日和
https://www.kanazawabiyori.com/editors/2017/01/8054.html

石川県出身の方はごく普通に「雪すかし」という言葉を使用されるので、「雪すかし=雪かき」と覚えておくとコミュニケーションがスムーズです。

雪すかし(雪かき)初心者の注意点

それでは雪すかし初心者がミスしやすい注意点。
あくまで「初心者」向きなので、ずっと雪国で暮らしている人にとっては「そんなの当たり前だよ!」ということばかりかもしれません。

雪かきにヒートテック(発熱インナー)はNG!

雪に慣れていない初心者は「寒い外に長時間出るのだから、とにかく防寒しないと!」と思いがち。
しかし実際にやってみると、雪かきってものすごい重労働で激しい運動。寒いのは外に出たあと少しだけで、すぐにポカポカ……を通り越して暑くなってきます

そんなわけで注意しないといけないのがヒートテックなどの発熱インナー
私も含めて寒がりさんにとって冬の外出には絶対欠かせない肌着の一つですが、雪かきのときはNGです。

雪かきで汗をかく→汗の水分で発熱する→暑くなってまた汗をかく……
これを繰り返して体力も奪われるし、暑いのに体は冷えてしまう汗冷え状態になってしまいます。

今回の雪かき、私はしっかりヒートテックを着込んで挑んでいましたので、まさに上記の状態でした。
汗だくで「暑い〜!」となりながら、雪かき後に部屋で休み始めて1〜2分後にものすごい寒気。

すぐに着替えて体をしっかり温めたので体調に問題はありませんでしたが、油断を続けていれば確実に風邪を引くような悪寒でした。このご時世、特に体は大事にしたいところ。

雪かきをするときは、通気性のよい肌着が良いそうです。

(こちら、前回のブログのコメントで教えていただきました。アドバイス大変助かります。ありがとうございました!)

雪かき用スコップは事前に室内に準備!

大きな失敗といえば、前回私は事前に「雪予報」を知っていたにもかかわらず、屋外のトランクルームに雪かき用スコップを放置していました。
積雪後に取りに行こうとしたのですが、トランクルームまでが雪のせいで険しい道のり。。
さらにたどり着いて「あ!」と驚愕。滅多に開けないから忘れていましたが、我が家のトランクルームは引き戸ではなく、外開きタイプの扉だったんです。
すっかり雪に埋もれて開けられない状態だったので、手と足でなんとか掻き分ける形に。家の前の雪かきをする前に、かなり時間も手間も取られることになってしまいました。

トランクルーム以外にも、「車の中に放置」も注意です。
同じアパートの住人さんで、スコップを車の中に入れっぱなしにされている方がいらっしゃいました。
雪かきをしたいけど、車がすっかり埋もれてしまったのドアが開けられず取り出せない……とあたふたされている様子も。(このときは先に雪かきしていた組が協力して、無事スコップを救出!)

事前に雪が降ることが分かっていたら、雪かき用スコップは家の中(玄関など)に置いておく準備が大切です!

「明日でいいか」は予期せぬ事態も!

しんしん降り続く雪を見ながら「明日でいいか」と雪かきを怠ると、予期せぬ事態が待っているかもしれません。私の場合は……

雪で閉じ込められた状態

マンションの入り口のドアに雪が積もってしまい、一時外へ出られない状況に。入り口の上のひさしに積もった雪が全て落ちたことで、固められたようでした。
雪は見た目以上に重たいです。写真程度の雪だとググッと押し出せそうに見えますよね?
でもぎっしり固められた雪のため、二人がかりでドアを押しても全く開く気配がありませんでした。

少しして住人の方が外から帰ってきてくれたので無事に出られましたが、「こういう場合はどうしたらいいの?」と少し焦ってしまいました。

少しでも不安に思ったら後回しにはせず、せめて入り口まわりは確保した方が良いなと思いました。

雪を寄せられる場所は事前に確認すべし!

基本的には雪かきした雪は敷地内の隅っこに寄せておくものです。
道路・川・マンホールの下の下水道に雪を捨てることは、国や自治体が許可している場合を除いて、法律的に禁止されています。

もちろん、他の方のおうちの敷地内に捨てることは大迷惑です。確実にご近所トラブルとなりますのでNGですよ。

とはいえ大雪の場合は敷地内の隅っこだけでは収まりませんよね。
そこで、たとえば賃貸マンションなどの場合は管理会社に連絡して、雪を寄せてもよい場所を確認することが大事です。

今回、うちの場合は管理会社さんに敷地内の空き駐車場を教えてもらいました。「○番と○番は空いているので雪を集めてもOK」としっかり確認してから、その箇所に雪を寄せることに。

「普段誰も止めていないから空き駐車場だろう」と独断で雪を寄せるのは絶対にやめた方が良いです。たとえずっと駐車されていないからと言って、契約者や契約予定者がいないとは限りません。
雪かきによって集められた雪はガチガチに固められています。それをまたどこかに移す……ということはとても大変。そして集められた雪は、かなりの長期間溶けることはありません。

契約者がいた場合は大きなトラブルに発展する可能性もありますので、自分の所有地じゃない場所に雪を置きたい場合は、所有者or管理者への事前確認を必ずして、雪置きの許可をいただいておきましょう。

分からないことは先輩に聞く!

雪かきをしていて分からないことがあれば、雪慣れしている先輩に聞くのが一番です。

移住してきて近所に知り合いがいない、地域との繋がりもあまりない……という場合も大丈夫です。
私も石川移住自体は3年目でしたが、雪が積もる1ヶ月前に市内で引っ越したばかりの土地。今時の1〜2人暮らし専用アパートですので、近所付き合いがほぼゼロの状態でした。

しかし雪かき中、雪かきしている人はみんな仲間です。
先に雪かきしている方がいらっしゃったら、「お疲れ様です」とか「ありがとうございます」とかお声掛けしてスタートすれば、自然にコミュニケーションは取れます。

私は氷のように固くなってしまった雪の対処がうまくできず苦戦していたのですが、とても雪かき慣れしている方がいらっしゃいまして、「まずガシガシと砕く!」「崩れたものをちょっとずつ運ぶ!」などなどコツを教えてもらいました。
分からないまま進めるよりも、格段にスピードも効率もアップします。

疲労や筋肉痛は後からくる!油断NG!

雪かきって重労働で激しい運動。
でも正直、雪に慣れていない人が初めてやると、最初は結構楽しいんです。

初めての雪かき、私は夢中になって二時間くらい休みなく続けていました。汗だくになって「暑い〜!」と言いながらも、ちょっとハイテンションになって雪遊びをしている気分に。

私が住むアパートの敷地はそこまで広くはありません。
特に車なし生活をしている私は車の雪かきが必要なかったので、共用部分の主要箇所(入り口から敷地外まで・ゴミ捨て場までなど)と、他の住人さんの車の雪かきを手伝ったりするくらい。
そのため一通りの作業は一時間くらいで終えられたのですが……

初心者は「まだまだやれる!」なんて調子に乗りがち。
私は「次はこの道をもっと広くしてやるぞ!」と意気込んだ結果、二時間の雪かきをしました。(その後雪だるまを作る時間も別途プラス)

結果、後からやってきた疲労や筋肉痛のため、翌日全く動けなくなってしまいました

雪かき後も雪は降るかもしれません。またたくさん積もるかもしれません。
雪かき初心者は最初の雪かきで調子に乗らず、こまめに行う次の雪かきに備えて余力を残しておきましょう

備えあれば憂いなし!

そんなわけで、自分の復習も兼ねて初心者がミスしやすい雪かき注意点をまとめてみました。

2021〜2022年の冬も大雪が降る可能性が報じられています。
つまり今年も雪かき作業が必要な可能性、濃厚です!

雪かき以外の注意点として、大雪のときは以下も大切。

  • 危険なので不要不急の外出は控えること
  • 数日分の生活必需品は揃えておくこと

安全に過ごすために、ケガや体調を崩したりしないために、事前の準備からしっかりしておきましょう!