【水耕栽培】プラカップ×ココピート培地でチンゲンサイ栽培!
ココピート培地の水耕栽培、今回は青梗菜(チンゲン菜)です。
室内で、プラスチックカップ分の省スペースでできるチンゲン菜の栽培。
とても育ちやすく、外側から葉っぱを掻き取るようにすれば長く収穫できます。もちろん一気に収穫しても!
発芽から40〜50日で収穫できるチンゲン菜の栽培記録です♪
チンゲン菜のココピート栽培
今回はココピート(ココナッツの繊維)を培地にしてチンゲン菜を育てます。
チンゲン菜のような葉物野菜はプラカップ×スポンジ水耕栽培やタッパー栽培もおすすめですが、今回はココピートがたくさん余っているのでこちらで育ててみました。
必要なもの
今回使うものは以下の5つ(短期間で育て切るなら、根腐れ防止剤は不要かも)。
- チンゲン菜の種
- 容器
- ココピート
- 水耕栽培用の液体肥料
- (根腐れ防止剤)
チンゲン菜の種
一番必要なのはチンゲン菜の種。これがなくては育てようもありませんね。
私は100均(好きな種2つで100円)で購入しましたが、ホームセンターや園芸店、ネットで購入可能です。
容器
続いて、育てるための容器を準備します。今回はプラスチックカップを使用!
以前100均で買ったカップ(写真右側のもの)で使っていないものがあるので、こちらを使います。容器の深さや大きさで育つ株の大きさも変わってくるので、大きく育てたいならちょっと大きめのカップを選ぶことが大事です。
今回こちらのカップで、ミニ〜普通の中間ほどのサイズのチンゲン菜が育ちました。
プラカップは、一度別の栽培で使ったカップでも洗ってまた使えるのがエコなポイント。
ちなみにカップはわざわざこのために購入しなくても、お店で買ったドリンクの入っていたプラカップを洗って利用するのも、エコな面でもオシャレな面でもオススメです。
ココピート
ココピートはホームセンターやネットショップで購入できる、「増える土」などとして売られているココナッツ繊維。
ココピートを室内で使うメリット・デメリット(私の主観ですが、上記記事でまとめています)がありますが、なんと言っても育ちやすいし簡単です。
水耕栽培用の液体肥料
最後に絶対に必要なのが、
ココピートは土みたいな見た目ですが土ではないので、栄養がありません。そのため肥料が必須です。
肥料選びで注意する点としては、土用の肥料では栄養素が足りないため使えません。水耕栽培用の液体肥料が必要です。
私が使っているのは微粉ハイポネックス。
ハイポネックスは液体タイプもありますが、そちらは土に使うものです。水耕栽培に使えるのは「微粉」のハイポネックスなので注意です。
また、私は使ったことがないですが、ハイポニカも水耕栽培の肥料として人気のようです。
根腐れ防止剤
土栽培のように水捌けをよくした栽培ではないので、水質を保って根が腐らないように根腐れ防止材(ゼオライト)も少し入れました。
アボカドの植替えのときに購入した、100均で購入したゼオライト。もうすぐ無くなりそうですが、長持ちです。
短期間で育ててまるごと収穫するのであればいらないかな?とも思いますが、私は失敗したくないこと・採種までしたいので結構長く育てる予定であることから、入れました。
栽培記録
必要なものが準備できたら、いよいよ栽培開始です!
プラカップに、ゼオライトとココピートを入れて、種を撒きます。
後述しますが、こちらの写真よりココピートはもっと量を入れた方が良いです。収穫が大変なので、なんならカップの上限スレスレ近くまで入れた方が良いかもしれません。。
ちなみに私は1〜2日前に催芽蒔きをして根が出たものだけ植えるので、一つの容器に一つの種だけ植えました。普通に植える場合は発芽不良などの可能性もあるので、間引き前提で3〜4つ植えるのが良いかと思います。
あとは水やり(根が出るまでは水道水でOK)をして、窓際などの日当たりの良いところに置いておきます。
発芽後は水→液体肥料に変えて、ココピートが乾かないように毎日液体肥料やりをすれば育ちます。
発芽
種まきしてから3日ほど、早くも小さな芽が。
そこからさらに二週間経つと……
双葉が大きくなり、本葉も大きくなってきました。
発芽から3週間後
ここからは成長が早いです。発芽から3週間後の姿がこちら。
まだ小さいですが、ひとつひとつの葉が立派。既にチンゲン菜っぽさが感じられるようになりました。
葉物野菜は大きくなるのが早くて、成長が嬉しいです。
発芽から約5週間でミニサイズ
発芽から5週間も経つと、ミニチンゲン菜ほどの大きさに。
チンゲン菜の種の注意書きにも「発芽40〜50日で収穫可能」「小さなうちから利用できます」とあるので、もうこの辺りで収穫できるようですね。
私はもうちょっと大きくなってから収穫したかったので、そのまま育てました。
発芽から2ヶ月、収穫しました!
発芽から2ヶ月も経つと、だいぶ大きく!
プラカップ容器がそこまで大きくないので、スーパーで売っているものよりひとまわりほど小さいサイズです。茎もちょっと薄めかも?
でも葉っぱの量はウチで育てた子の方が多い気はします。色ツヤも良いです♪
早速収穫を試みますが……
前述の通り、ココピートを上まで入れていなかったので、収穫に一苦労。。引っこ抜いて株ごと収穫すれば問題ないですが、長く楽しみたいのでハサミでチョキチョキ。
葉の根本部分も食べられるし大きいし美味しいし、勿体ないですね。。次回はココピート入れる量を増やします。
真ん中の若葉は、まだ成長させるために数枚残しておきました。
外側の切ったところはすごく格好悪いですが、数日経つと……
↑写真のようにこの部分だけ枯れてポロッと取れるので、すぐスッキリしますよ。
とにもかくにも、一株からザル一杯分のチンゲン菜を収穫しました♪
収穫したチンゲン菜を活用!
収穫したチンゲン菜、今回は塩焼きそばにしていただきました。
やっぱりチンゲン菜は炒め物と相性抜群ですよね!
若干小さくても、お味は完全なチンゲン菜。みずみずしくてシャキシャキして食感も良く、とっても美味しかったです。
掻き取りで数枚収穫したものは、今回はキッシュに。
余った餃子の皮を使って簡単キッシュ!
キッシュといえばほうれん草のイメージだけど、チンゲン菜も美味しかったですよ。
その他、王道の野菜炒めや味噌汁にも活用。チンゲン菜、使いやすいし美味しいし大好きです。
チンゲン菜はつぼみ(菜の花)も美味しい!
写真を忘れていたのですが、もう一つ栽培したチンゲン菜はつぼみが出ました。いわゆる菜の花ですね。
調べてみたら「チンゲン菜の菜の花はとても美味しい」とのこと。
炒め物でいただいたのですが、ほろ苦さも感じる甘さが春を感じられるお味。
一口分しか無かったんですが、そのアクセントがとても美味しくて感動しました!
↓の「教えて!goo」に寄せられた質問で、回答者さんは「この菜花を採るためだけにチンゲンサイを作付けする」というお知り合いがいるそう。
これを見て「まさか〜」と思いながら食べてみた菜の花ですが、ちょっと納得です。笑
また菜の花を育てて収穫し、単体記録も残しておきたいくらい。
チンゲン菜はプラカップ×スポンジも簡単
チンゲン菜は、ココピートを使わないスポンジ×プラカップ水耕栽培もとても簡単です!
実はほぼ同時期に栽培していたのですが、後半の写真をまるっと撮り忘れてしまっていたため、また育て直してからアップします。。
こちらはちゃんと撮っていた前半の写真。タイミング的には発芽後5週間ほどの時期です。
発芽〜初期まではココピート栽培の方が早く大きくなりますが、中盤からは同じように立派に育ってくれました。
スポンジ×プラカップ水耕栽培のやり方はこちら↓
いろいろ使えるチンゲン菜は育てると便利!
チンゲン菜は様々なお料理に使えるし、美味しいし、育てておくと便利です。
「ちょっとだけ欲しい」というときに葉っぱ2〜3枚だけ収穫するなんてことも、育ててるからこそできること。まるごと収穫されている購入したチンゲン菜だと、1株ずつ使い切らないと保存がちょっと面倒ですよね。
あと、私だけかもしれないのですが……
スーパーで購入した葉物野菜って、虫が付いていることありませんか? もちろんそれは美味しい証拠なんですけど、私はちょっとトラウマが。。
室内で育てた場合はほぼ虫つかないので、この点も安心です。
今、一株は採種までしたいので、ガッツリ花を咲かせ中です。
花の時期が結構長く、咲き始めてから1ヶ月ほど経っていますがまだ元気。むしろどんどん花が増えているような……。
枯れた後、また種が採れたら報告しますね!
2020.9.16追記:
採種したので、記事アップしました♪
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