【水耕栽培】チマサンチュは強くて簡単!窓際でタッパー家庭菜園♪

2021年1月27日家庭菜園水耕栽培記録

「ハニコログ。」は、石川県野々市市に移住したhanikoの日常記録を綴ったブログです。
詳しくは「掲載記事等について」をご覧ください。

※当ブログ内の画像・文章などの転載はご遠慮ください。
※当ブログではアフィリエイト広告やAdSense広告を利用しています。

焼肉でお馴染みの野菜・チマサンチュを、土なし水耕栽培で育てます!

チマサンチュの水耕栽培

かきチシャ・かきレタスとも呼ばれるチマサンチュは、外側からどんどん収穫しても、あっという間にまた大きくなります。とにかく強くて育ちやすく、お家の中でも簡単に育てられる葉物野菜です。
焼肉用レタスというイメージが強いですが、「ツヤツヤ光るので見栄えよし」「肉厚なので食べ応えあり」ということで、サラダにも添え野菜にもぴったり。常に育てて常備すれば、とっても便利なレタス。

レタス系の中でも特に水耕栽培と相性バッチリで簡単なので、水耕栽培初心者さんにもおすすめです!

チマサンチュの水耕栽培

レタスといえば、最近はスーパーで購入する市販レタスも水耕栽培モノが増えてきました。
スーパーで販売されているようなものは、ものすごく広い倉庫で、植物をダイレクトに育てられるLEDライトを使われることがほとんどですが、そんな装置がない一般家庭でも大丈夫。

日当たりの良い場所と液体肥料、あとは100均で揃えられる材料があれば、家庭でも水耕栽培が楽しめます!

水耕栽培の利点はなんといっても、天候に左右されない・虫がつきにくい・省スペースでOK・年中育てられること。最初から最後まで同じ濃度の液体肥料を用意すれば良いので、土づくりの必要もありません
そして一度に全て収穫しなくて良いので、ちょっとずつ使っていつでも新鮮なお野菜が食べられるのも嬉しいメリットです。

必要なもの

チマサンチュの水耕栽培で必要なものは以下5つ。

  • チマサンチュの種
  • タッパー
  • スポンジ
  • アルミホイルorアルミシート
  • 水耕栽培用の液体肥料

液体肥料以外は100均で購入できますし、なんならおうちで余っていることもあるのではないでしょうか。

チマサンチュの種

ダイソーのチマサンチュの種

今回は100均で購入したチマサンチュの種を使用します。2つで100円なので、実質50円

100均の種は安い分、園芸センターやホームセンターで売っているものより量が少ないです。が、特にレタス系は発芽率も良く、大きな菜園で育てるわけではないので、少ない量のはずでも余りがち。大家族でなければ十分だと思います。

水耕栽培用の液体肥料

私が使っている液体肥料は微粉タイプの微粉ハイポネックスです。

わずか2グラムの粉で2リットル分の液肥が作れるので、コスパ最高です。
ただし溶けきらない粉が残ります。(「溶けない部分」は時間をかけてゆっくり溶け出す遅効性肥料だそう。これまた植物には良いそうです)

粉が気になる方は、液体タイプ(濃縮)のものもあります。

ハイポニカは私は使用したことがないのですが(試したくても微粉ハイポネックスが無くならない)、水耕栽培界では人気の液体肥料のひとつです。

水耕栽培タッパー容器を作成

栽培開始の前に、まずはタッパー・スポンジ・アルミホイルorアルミシートを作って、水耕栽培装置を作ります。作り方は以下をご覧くださいね。

最初はちょっと手間ですが、一度作ってしまえばずっと繰り返し使えます。

チマサンチュの栽培記録

準備ができたら、いよいよ水耕栽培の始まりです!
種まき〜発芽までは、上記の水耕栽培装置作成記事と同様ですので割愛。(正直にいうと、写真撮り忘れていました。。)

種を植えたスポンジを水道水に浸しておきます。季節や個体差にもよると思いますが、種まきから1日〜3日くらいで根が出てきて、3日〜1週間くらいで発芽します。その後スポンジの下側から根っこが伸びてきたら(目安は双葉に加えて、小さな本葉が出てきたくらい)、液体肥料を入れた水耕栽培装置に定植します。

ちなみに私はいつも催芽蒔きで発根させて、確実に発芽しそうと確認してからスポンジに植えています。

発芽からしばらくはひょろひょろ

今回はオールチマサンチュではなく、ひとつのタッパーでサニーレタスと一緒に育てることに。日当たりの良い窓際で育てます。

サニーレタスとチマサンチュの発芽

ピンクスポンジにサニーレタス青いスポンジにチマサンチュの種を植えています。
植え替え直後は最初はどちらも「ちゃんと育つのかな?」というくらいひょろひょろ。

葉がたくさん出てきます

一週間経過。葉の数が増えて、みるみるうちに大きくなります。とはいえ、まだ若干ひ弱な感じが続いていますね。

でも安心してください。ちゃんと立派すぎるくらい育ちます。チマサンチュなどのレタス系は、急激に成長が加速して大きくなるのです。

成長スピードが加速

上記の状態からさらに一週間経った後の様子がこちら。

植替えから二週間で徐々に立派に育ちます

一週間(植替えから二週間)でこんなに大きくなる?というくらいの成長スピード。葉っぱ一枚ずつを見ると既に美味しそうですね。

水耕栽培は毎日の水やりをしないので、たまに様子を見るのすらサボっちゃう日があるのですが、それでも成長し続けてくれるのが嬉しいところ。
最初のうちは特にタッパーに入れた液体肥料が枯れることもそうそうないので、見るたびにどんどん大きくなってくれます。

そこからさらに一週間。

一枚一枚が立派に育ちました

市販サイズよりもまだ若干小さめですが、もう普通に食べられるレベルです。若いレタスは葉が柔らかくてこれまた美味しいのですが、これくらい育つと、既にしっかり肉厚さも感じられます。
水耕栽培装置に植替えてからここまで、およそ3週間。最初はひょろひょろでも、とても早く育ってくれます。

立派に育つ!どんどん収穫

植替えから1ヶ月も経つと、どんどん収穫した方が良いです。

もさもさ立派に育ちます

チマサンチュは「かきレタス」や「かきチシャ」と呼ばれますが、その所以は外側からどんどん掻き取り収穫をするレタスだから。
というわけで、ある程度育つとまるごと収穫するのではなく、外側の大きくなった葉っぱからどんどん収穫していきましょう。

収穫しても育つ

収穫してもどんどん内側から新しい葉っぱが生えてきて、大きくなります。育て方や環境によっては、2〜3ヶ月くらいこれを繰り返します。(ただし夏場はあまり長持ちしません。育てることはできますが、すぐにトウ立ちして苦くなってしまいます)

収穫をサボると……

床につく葉っぱ

こんなふうにタッパーが見えなくなったり、下の葉っぱが床などについたりと、大荒れ状態になります。
それでも放置すると外側からどんどんヘタってきてしまうので、勿体ないです。元気なうちに、追いやられた葉っぱを(できれば追いやられる前に)どんどん収穫。毎日の食卓に使いましょう。

使うたびに収穫するのが新鮮で一番ですが、追いつかないこともあると思います。そんなときは多めに収穫して、ジップロックなどに入れて冷蔵保存すると良いです。

どんどんどんどん育つので、収穫を放置すると周りで育てている他のお野菜に覆いかぶさってしまうことも。。

チマサンチュはサニーレタスを侵食するほど強い

ピンクのスポンジで育てたサニーレタス

立派に育ちすぎるチマサンチュ、今回一緒に育てたサニーレタスがどんどん侵食されました。
ピンク色のスポンジで育てているのがサニーレタス。ふりふりしたサニーレタスを、奥側の光沢のある濃緑チマサンチュがぐいぐい押し寄せてきています。

チマサンチュが強すぎる

根元辺りを見ると一目瞭然。青いスポンジから生える剛健なチマサンチュ。すっかり覆いかぶさられているサニーレタス。。おかげさまで?今回は特にサニーレタスの色づきがあまり良くないです。

ちゃんと間引き収穫をすれば問題なさそうですが、私のように放置しちゃうことが多いズボラさんは、チマサンチュはひとつのタッパーで単体で育てた方が良いかもしれません。同じ個体ならそれぞれが競い合うようにして、全体が大きくなっていきます。

サニーレタスもとても育てやすいレタス。でもチマサンチュの育ちやすさはそれ以上ということですね。他の野菜に影響があると「ひえー!」と慌ててしまいますが、それだけ大きく育ってくれるのは、なんだかんだとても嬉しいです。
水耕栽培の初心者さんにも本当おすすめです。

収穫したチマサンチュを活用!

収穫

収穫したチマサンチュを日々の食卓に取り入れます。
一度の収穫で大体↑くらいは掻き採ります。ほぼ毎日と考えるとそこそこの量を収穫しているつもりですが、不思議と「本当に収穫したの?」というくらい、タッパーの上にはチマサンチュがまだモリモリと鎮座されています。

チマサンチュのサラダ

余り物野菜と一緒にサラダにします。
手でちぎって底に敷いたり、和えたり。濃い緑色が映えるので使いやすいです。

生ハムサラダ

お歳暮でいただいた生ハムと一緒に生ハムサラダ
焼肉レタスとして知られるだけあってお肉との相性が良いので、もちろんハムとも合います。

今回サラダの写真しか撮影してなかったですが、ハンバーガーやサンドイッチ、オープンサンドによく使っています。肉厚なのでしっかり存在感があるんです!
その他、単体で添え野菜とするのもヨシ。たくさん取れるから大量消費にレタスしゃぶしゃぶも良いですね。

チマサンチュはレタスだけど緑黄色野菜!

ちなみに豆知識。チマサンチュってレタスの一種ですが、一般的な玉レタスなどが淡色野菜なのに対し、サンチュは緑黄色野菜に分類されるんですって。

緑黄色野菜の条件は「原則として可食部100g当たりカロテン含量が600マイクログラム以上」とのこと。
つまりカロテン(ビタミンA)を中心として栄養価が高い野菜ということですね。
毎日いただくことで、体にもとっても嬉しい効果がありそうです!

新鮮レタスを毎日掻き取り♪

チマサンチュは本当に旺盛に育つので、栽培がとても楽しいです。
自分で育てると愛着も沸きますので、見た目のつややかっぷりにもホレボレしちゃったり。

虫や天候を気にせず、新鮮な状態で摘み取って毎日いただける葉物野菜の水耕栽培、やっぱり最高!

引越し前後は水耕栽培ができなかったので、今回久しぶりの水耕栽培記録でした。
新しいおうちは水耕栽培スペースが少しだけ減ってしまったのですが、前のおうち以上に日当たりがよく、快適な水耕栽培ライフが送れそうです!

同時栽培しているお野菜がいくつかあるので、次回更新はまた近々。(予告:小カブ・小松菜・水菜のどれか?)