「とち餅」鶴屋任三郎（つるやハニー）〜石川おやつ記録
白山市のお菓子屋さん、「鶴屋任三郎（つるやハニー）」に行ってきました！
昔懐かしい和菓子だけでなく、ロールケーキなどの洋菓子も魅力的な鶴屋任三郎（つるやハニー）ですが、今回は白山麓名物のとちの実を使ったつぶあん大福、「とちもち」をいただきました(*^^)
◆ 鶴屋仁三郎（つるやハニー）
–公式HP
鶴屋任三郎（つるやハニー）
白山市にある鶴屋任三郎（つるやハニー）。
北鉄道法寺駅から徒歩4分ほどのところにある和菓子と洋菓子のお菓子屋さんです。
店内に飲食スペースはありません。
「つるやハニー」から「鶴屋任三郎」へ名前が変更したそうですが、運営会社の名前は現在もつるやハニーのようです。
こちらのお店では、よもぎや胡桃など地元白山麓の材料を使ったお菓子を販売されていて、お菓子作りにはこだわりと伝統を大事にされているそうです。
あんこは全てお店で手作りされているんですって。
しかし昔ながらの味も守りつつ、新しいお菓子に挑戦もしているお菓子屋さんです！
運が良ければ焼きたての獅子吼団子！
実は、今回こちらのお店に寄らせていただいたのは、目当てのお菓子があったから。
だいぶ前に駅でもらった「北鉄石川線おでかけマップ」、こちらに載っている「獅子吼団子」が気になって気になって！
5種類の味が楽しめて、運が良ければ焼きたてが食べられて、さらに絶品！ ……なんて紹介されてるんです。
◆ 鶴屋仁三郎（つるやハニー）
–獅子吼団子
これは食べてみるしかない！ と、焼きたてがいただけるかどうかの運試しも兼ねて行ってみたのですが……
お店の方に「獅子吼団子ありますか？」とお聞きすると、この日お団子を焼く職人さんがイベントで別の場所に行ってらっしゃるとのこと。。（道の駅で実演販売されていたそうです。行きたい！）
獅子吼団子はちょっとお預けになってしまいました。また次回のお楽しみですね。
白山麓名物の「とちの実」
せっかくだから他のお菓子をいただいて帰ろうと選んでいると、お店の方が「とち餅も最後の一つありますよ〜」とお声がけくださいました。
とちもちは「栃（とち）」の実を使ったお餅。
他の地域でも作られているお菓子ですが、鶴屋任三郎では白山麓のとちの実を使って作られています。
平地が少なくお米があまり採れない山間地では、主食の一つとして、とちの実を食べるという食文化があったそうです。
白山でも例外ではなく、とちの実は大切な食料として人の命を支えてくれていたんですね。
そんなとちの実ですが、とにかくアクが強くて、そのままじゃ食べられる代物じゃないんですって。
だからそのアクを取り除き、美味しくするために、かなりの時間をかけて手間暇かけて作られているそうです。
白山麓で長い間食べられていたとちの実。今や名物となったとちの実。
それを使って作られたとちもち。
これは食べてみたい！
購入しちゃいました(*^^)
（紙袋に書かれている「くるみ餅」もお店の大人気商品だそうです！）
とち餅
こちらが3個入り400円のとち餅です。
（※9月終わりに税込価格で購入しましたが、現在は消費税増税のためお値段が変わっているかもしれません！）
お餅部分も石川県産のもち米を使用されているそうです。
地産地消ですね。
実は、私はとちもち自体食べるのは初めて。
ワクワクしながら早速いただきます！
包装されている状態だと小さく見えていたんですけど、お皿に乗せると結構な存在感。
お皿に乗せるときにすぐ気付いたんですが、ずっしりしていておもちの部分がすごく柔らかいです。
だから端っこ摘んで持ち上げると、びよーんってなりそう。笑
割ってみると、中には粒あんがギッシリ。
写真じゃわかりにくいかもしれないですが、お餅部分に黒いツブツブが見えるんです。これが砕かれた栃の実ですね〜。
頬張ってみると、柔らかいお餅と粒あんに、コリコリポリポリとした食感が絶妙なアクセントになってとっても美味しい！
とちの実は香ばしさもあって、和菓子にすごく合う。これがアクの強い実だなんて信じられません。手間暇かけられた結果なんだろうなぁ。
お店の方は「渋みを感じるかも」とおっしゃってたんですが、渋みやエグミは一切感じなくて、とても食べやすいお餅でした。
そして柔らかいお餅はお腹にたまるので、満足感もたっぷりです♪
サイズ感ちょうど良かったです！
ごちそうさまでした
白山麓名物・とちの実を使った「とちもち」、とっても美味しかったです。
ちょっとした手土産にもぴったり！
鶴屋任三郎さんのお菓子は、じっくり丁寧に作られているお菓子だということがすごく伝わってきました。
これは次回、獅子吼団子をいただきに行くのも楽しみです♪
洋菓子（ロールケーキとか）も美味しそうだったので、いろいろ目移りしてしまいそうですが……
ごちそうさまでした！
/20220107-1/
