野々市に移住して半年、移住者が見た「野々市市の住みよさ」をご紹介♪/石川
2018年12月に京都から石川県野々市市に移住してきた私。
以前、住み始めて一週間で感じた「野々市の良さ」をまとめました。
それから半年が経過しましたが、住めば住むほど、野々市の良いところをどんどん発見しています。
石川県民・野々市市民になって半年。
私が今感じている「野々市の良さ」、そして最後に「より住みやすくなるためにプラスしてほしいところ」を移住者目線でまとめてみました!
※2019/6/20追記:「全国住みよさランキング2019」で野々市市が3位にランクインしました!(*^^)
※2020/6/18追記:「全国住みよさランキング2020」で野々市市がついに1位になりました!!
◆ 東洋経済
「住みよさランキング2019」全国総合トップ50
住みやすいまち「野々市市」の良いところ
まず、住み始めて一週間で感じたところは以下の5つでした。
- 大型スーパーやドラッグストアがいたるところにある
- 金沢駅までの交通手段がなんだかんだ結構ある
- のっティのバスが意外と便利(そして可愛い)
- 学校・公園・児童施設が多い
- 不燃ゴミや燃える粗大ゴミも無料で回収してもらえて、施設での回収も充実
詳細は前記事をご覧ください。
この5つについては全て、今も「良いな」と感じています。
おかげさまで「車なしの石川生活」に移住前はすごく不安でしたが、半年経っても問題なく楽しめています。
上記についても掘り下げることはできるのですが、今回は上記以外に感じた「野々市の良さ」を4つ記します。
①治安が良い
移住して、私が個人的に一番感じているのはこれ。治安の良さです。
おそらくずっと野々市市(石川県)に住んでいる方は実感がないのでは?
野々市、というより石川県、めちゃくちゃ治安が良いです。
怖い・不安→ストレスの積み重ね
私、かつて住んでいた街(京都・大阪)は今でも大好きです。しかし日々の生活での安全性に対してだけは、漠然とした不安がありました。
そうは言っても海外よりはずっと治安は良いはずだし、住んでいるときはその環境が普通だと思っていました。
でも「より良い治安」の環境に自分の身を置いてみると、考えは一変。
「怖いな」とか「不安だな」と少しずつ思っていたこと、ストレスとして日々積み重なっていたことにも気づいたんです。
「女性の一人歩き」は特に危険な目に合うこともあって、精神をすり減らします。
実際に私自身、怖い目にあったことが何度かあります。いずれも未遂に終わって大きな被害は受けませんでしたが、実は今でもちょっとトラウマに残っていることも。
暗いニュースもよく耳にします。数年前には、すぐ近くで小学生が薬物所持という衝撃的な事件もありました。
大好きなまちだから、とても悲しいことなんですが。。
これら、住んでいるときは「今や日本はどこもこんな感じだろう」と思ってました。
「怖い」とは感じていたものの、どちらかというと「またか」とか「物騒な世の中だなぁ」という感じ。
治安が良い=心にゆとりができる
だから石川県に越してきて、まず驚いたのが「県内ニュース」が大体ほのぼのニュースだったこと。もちろんたまに残念なニュースを目にすることはありますが、比較できないくらい数が少ないです。
自宅のまわりはすごく静か。お昼は子供たちの楽しそうな声が聞こえてきてほのぼの。
夜に外で喧嘩しているような怒鳴り声は一度も聞こえきたことがないし、公園は誰かの溜まり場にならず、純粋な子供の遊び場として存在しています。
外を歩いていて、今のところ怖い思いをしたことがありません。
ビクビクしたり余計な心配したりしないから、のびのび生活できます。
自分でもびっくりするくらい心に余裕ができて、「私って結構消耗しながら生きてたんだな」と実感しました。今、「生きること」がとても充実します。
特に小さいお子さんがいるご家族にはすごく良い環境のはず。
「のびのび生きられる」が土台にあるというのは、お子さんの教育に最適だと思います。
誤解がないように言っておくと、「関西が住みにくい」とか「治安がすごく悪い」と言ってるわけじゃないですよ!
石川県の治安が良いのです。
もちろん、治安が良いからといって無防備でありすぎるのは要注意ですけどね。
②まちの発展の勢いがすごい
野々市市は、面積的にはびっくりするくらい小さな市です。
しかし、発展していく勢いがすさまじいんです!
今年、人気の民間企業が野々市市にオープンしました。
公共施設も新しく生まれ変わり、にぎわいを見せています。
そして「野々市を発展させよう」と考える人たちが集い、新しいことにもチャレンジしやすい環境が整っています。
民間企業の嬉しい出店が続々
前記事(だけじゃなくいろいろなところ)で、ぼそっと「天下一品が県内で小松のパチンコ屋さんにしかないのは残念」とつぶやいていましたが、天下一品が今年の3月に野々市にやってきました!
また、北陸最大級の無印良品も野々市に今年4月にオープンしました。
とにかく大きくて品揃えも抜群。「MUJI BOOKS」や「木育広場」もあったり、ワークショップやイベントも開催され、お店としてだけじゃなく「交流」にも力を入れた施設になっています。無印の中でコーヒーも飲めちゃうんですよ。
野々市の無印良品については、以下の金沢まちゲーションさんがとても詳しく紹介&レポを書かれています。
新しいお店が続々できると、ますます暮らしが充実していきますね。
綺麗な図書館・カレード
私がほぼ毎週通っている野々市の施設、カレード。
とても新しくて綺麗な施設。これ、図書館です。
正確に言うと、「図書館と市民学習を融合させた新しいカタチの生涯学習施設」です。
本が読めたり借りられたりするだけじゃなく、中には多くのスタジオが。キッチンスタジオや音楽スタジオまであるんです。
関西にいたときは図書館には全然行かなかったんですが、綺麗で居心地がよく、良い刺激をたくさん与えてくれるカレードに一目惚れして以来、ほぼ毎週通っています。
また、図書館なのにカフェも併設されているんです!
野々市市の愛されキャラクター「のっティ」のパフェも食べられますよ♪
追記:カレードのカフェは2019年9月23日に閉店しました。。
公民館が生まれ変わってできたカミーノ
今年の4月、公民館が新しく「カミーノ」という施設に生まれ変わりました。
以前の公民館にはエレベータも無かったそうですが、今回のリニューアルでもちろん設置!
階段が辛いお年寄りや障がいを持った方にも優しい施設に生まれ変わりました。
また、公民館だけじゃなくこちらにもカフェが併設されています。
それも単なるカフェではなく、シェアオフィスやシェアキッチンもある「1の1 NONOICHI」という新しさを感じる施設です。
「お店をやってみたい」「会社を立ち上げてみたい」と言う方が、新しいことに挑戦しやすい場になっています。
ちなみに、野々市のお酒「野々市ヤーコン焼酎 うまいがいね」と、野々市ブランド認定品「キウイフルーツワイン」はここで購入することができます!
新しいことにチャレンジしやすい
上記の最近新しくできた施設を見ても、野々市は「新しいこと」にチャレンジしやすい環境が整いつつあることに気付きます。コワーキングスペースやシェアオフィスは、野々市に来てからかなり目にする機会が増えました。
もちろん最近できた施設だけじゃなく、前からあるカフェ等でもそういった取り組みをされているお店も。
コワーキングスペースのあるカフェもあり、まちづくりに興味がある人や起業したい人を対象に交流会やイベントも積極的に開催されていて、「自分を高めたい」「成長したい」という人のコミュニティ作りをされているそうです。
まちづくりは「市」がやるものだと思いがちですが、まちの発展って最終的には市民次第。
熱い思いを持つ人が集まり活気のある野々市は、今後もさらなる発展が続くのではないかと思います。
③子育ての支援が充実
私は子供がいないしそもそも未婚なので、こればっかりは実体験ではなく目にした・耳にした情報ですが……
最近どのまちでも子育て支援が充実していますが、野々市市も素晴らしい子育て支援があります。
私がニュースで知って特に「すごい!」と思ったのは、子育て支援医療費助成。
野々市市に住所があって健康保険に加入している子どもが受けられる「子供の医療費の助成制度」です。
◆ 野々市市・ののいち子育て日和
子育て支援医療費助成
子育て支援医療費助成
窓口で負担した額(健康保険適用分)の一ヶ月の合計から1,000円を差し引いた金額が助成されます。つまり長引く病気で治療費がかさんでしまっても、一ヶ月で自分が負担する金額は1,000円まで。
いつ何があるかわからないですから、大変ありがたい制度ですね。
助成対象がまたすごくて、平成31年4月、つまり今年の診療分から「0歳〜18歳」までに拡大されました! 高校生まで対象なんですね。
若い家族が住みやすい理由、これも大きな一つだと思います。
ちなみにこの助成を受けるには申請が必要です。
郵送でも手続きはできるそうなので、気になる方は上記の公式URLご確認の上、野々市市の子育て支援課にお問い合わせしてみてくださいね。
④利便性が良いのに自然も豊か
野々市市は商業施設が多いため大変利便性が良いのですが、自然がすごく豊かです。
建物が並ぶ通りを少し超えると……
田んぼや畑で開けた視界!
大変のどかで、お散歩するのがとても気持ち良いです。
野々市の市花となっている「椿」がたくさん育成されている公園も。
- 関連記事:野々市中央公園の「椿山」で椿を愛でる
こちらの野々市中央公園、ひょっとしたら世界に54園しかない「国際優秀ツバキ園」に認定されるかもしれないんです。認定された場合、本州では初めての認定に!(現在審査中、2020年2月に発表予定。どきどき)
野々市にはこんな素敵な公園もあるんです♪
普段の生活で困ることはない上に、自然に触れ合えて心休まる場所が多いまち。
それが野々市です!
より住みやすくなるために
こんな風にとても満足している野々市暮らし(石川県暮らし)ですが、正直「これがあったらもっと住み良くなるのにな」と思っているところも少しあります。
逆に言うと、以下を許容できる人は今すぐにでも野々市への移住をオススメします! とても良いまちです。
そしてどうしても難しいという人は、石川暮らし・野々市暮らしはじっくり検討した方が良いかもしれません。
公共交通機関の充実
これは野々市というより、県内全域なのですが……
野々市での車なし生活は、今のところ全く問題ありません。
でもそれは私に子供がいなくて、ありがたいことに健康で、まだまだ歩ける年齢だから。
現状の公共交通機関では必要以上の「移動時間」と「待ち時間」が発生してしまうので、小さいお子さんをいろんなところに連れて行くには、やっぱり車は必要かなと思います。
(いしかわ動物園の場合、野々市から車だと2〜30分程度。しかしバスで行くと1時間半ほどかかります)
私は「性格的に事故を起こしそう」「何か起きたときに責任が取れない」という理由で、「自分の選択」で車に乗らないと決めています。
でもそうじゃなくて、持病があったりハンデがあったり金銭的な理由があったり高齢だったり、様々な事情で車に乗ることができない人は、日本全体でも一定数いると思います。
車があればとっても便利。でも車なしでもみんなが生活できるような、「誰もが住みやすいまち」になればいいなぁと思っています。
交通機関の充実は観光面でもプラスに!
関西に住む私の友人は、石川県が大好きという人がかなり多いです。「年に6回以上金沢にくる」という人もいるほど。石川県がどれだけ愛されてるか、関西に帰るたびに羨ましがられるのですごく実感しています。
しかし、「金沢とあわせて他の市にも行ってみたいけどアクセスが悪いから断念する」という残念な話をよく耳にします。
交通網が発達している地域で生まれ育つと、免許を持っていなかったりペーパードライバーだったりで、レンタカーにも乗れない人が多いんですよね。
ちなみに私は6人家族でしたが、普通運転免許取得者はその中の2人だけです。全員かなりいい年です。石川ではびっくりされちゃう取得率ですよね。
私は石川県には「金沢以外にも素敵なまちがたくさんある」ことを肌で感じているので、それをより多くの方に知ってほしいです。
その機会が失われてしまっているのは、ちょっと残念だなと思っています。
個人的な希望……
対応されると「住みよさ」(+「観光しやすさ」)はもっとアップしそうだし、私も嬉しいなと思っているのは以下のこと。
- バスのICカード全国相互利用化の対応
- JR・IRの本数の増加
- JR・IRの快速運行(特急と普通の間)
- 北鉄石川線を金沢駅まで延長
- 一部路線のバスの本数増加
- 雪の影響を受けにくい地下鉄の新規建設
いずれも難しいのは重々承知です。いつかこうなると嬉しいな……。
街灯を増やしてほしい
もうちょっと身近な希望はこれ。街灯を増やしてほしいです。
特に細い道になると街灯が少なくて、夜真っ暗になってしまうところがあります。
側溝に蓋がない場所が結構ある(おそらく、冬季の雪捨てのため?)ので、暗くて足元が見えない中歩くのはちょっと怖いんです。
住宅が多いのでおうちから光が漏れたら問題ないと思うんですけど、ウチも含めて最近は遮光カーテンが人気なので真っ暗。。
そして治安が良い野々市ですが、夜道が明るくなると安心感もさらにプラスされるのではないかと思います。
住みやすいオススメのまち
最後「こうしてほしい」という希望も記しましたが、なんだかんだ野々市はやっぱり素敵なまちです。
どうしても県外で「野々市」の知名度が低いため、「石川=金沢」というイメージになりがちですが、もし石川への移住を考えているならぜひ野々市も選択肢に加えて頂きたいです。
金沢駅や金沢の中心街へのアクセスは良くて、車なしでも問題ないくらいバスが意外と出ています。
また、発展を続けているため新しい施設やお店もできていますが、歴史を大切にしているところもあります。定期的にボランティアガイドの方にお話を聞けるウォークイベントも開催されていて、参加して「昔の野々市・昔の金沢」を知るのも楽しいですよ!
金沢にも京都にも共通することだと思うのですが、「歴史と発展が共存するまち」ってすごく魅力的。大好きです。
あと、おしゃれなお店が多いのもポイント高しです!
これまた、野々市に限らないんですけどね。
野々市へいらっしゃい!
石川県や地方への移住を考えている方へ。
特に、以下のいずれかに当てはまる方は野々市市に住むことが向いているのではないかなと思います。
- 子育て世代
- のびのび生きたい人
- 「のどかさ」と「利便性」の両方を求めている人
- 「まちづくり」に興味のある人
- 新しいことにチャレンジしたい人
2017年、全国住みよさランキング5位に入った野々市。
2018年には18位になってしまいましたが、全国の市の中で18位はすごいことです!
(もうすぐ2019年版が発表でしょうか。ドキドキです)
※追記:2019年度版は第3位でしたね♪ 大躍進です!
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